7日、プロ野球・阪神タイガースがセ・リーグ優勝を決めた。両リーグ史上最速かつ、本拠地の甲子園球場での週末のゲームを制しての優勝ということもあり、関西での盛り上がり方はすさまじいものだったという。

そんななか、大阪・ミナミの“道頓堀”では“ある異変”が起きていて――。

かつてはカーネルサンダース人形が川に投げ込まれたことがあるなど、阪神優勝時の“恒例”になってしまった道頓堀川へのダイブ。

「大阪市によると、阪神優勝に合わせて道頓堀川の水位を通常より高い3.5メートルに調整していたそうです。優勝にかこつけて飛び込んだ人が、川底にぶつかってケガをすることを防ぎ、救助しやすくするための措置だそうです。2年前の阪神優勝、ハロウィンや年末のカウントダウンなどでも水位を上げていました」(スポーツ紙記者)

ただ、この“温情”措置の影響なのか……

「“飛び込みなどの行為はやめてください”という警察官の必死の呼びかけもむなしく、大阪府警によると7日未明までに29名が飛び込んだといいます。SNSではミャクミャクやカッパのコスプレをして飛び込む人の姿まで確認できましたよ」(前出・スポーツ紙記者)

ネットでも“水位を上げるから飛び込みやすくなるのでは”“大阪らしい対応”などと賛否の声が上がった。

《飛び込ませたくないなら底が見えるくらい水位下げな。やること逆やろ》
《飛ぶな飛ぶなといいながら水位調節してるの ダチョウ俱楽部みたい》
《感情的には逆で、水位を低くして怪我してもしょうがない状態にして欲しいところではあるが、怪我したら怪我したでうるさいんやろな》
《大阪らしい洒落と優しさに満ちている。ダイブは絶対ダメといいつつも「こいつら絶対飛ぶやん」と飛んだ後のことにも配慮》
《下げても飛び込む人は確実にいるから、それで怪我して責任問題なったら嫌だから、下げるのは無理よ》
《こういうところが大阪やね。どうせ飛び込む者がいるなら危険を減らそってね》
(すべて原文ママ)

警察の静止を振り切って、道頓堀川に飛び込んだとしても“犯罪行為”にはならないというが……。

「“迷惑行為”であることは間違いないです。ましてや道頓堀川は決してキレイな川といえず、飛び込んだ人が体調を壊す事例も多く出ています」(前出・スポーツ紙記者)

どんなに嬉しくても、飛び込み行為は自重すべきだろう。

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