9日、日本マクドナルドは12日から発売する「ハッピーセット」の販売方法を発表した。公式サイトでは《転売目的の大量購入や、食品の放置を防ぐため、販売の方法と個数を制限させていただきます。
たびたび社会問題となってきた“ハッピーセット”問題。8月には限定デザインの「ポケモンカード」目当てで客が殺到し、転売目的と思われる大量購入や食品廃棄が問題となっており、29日からの「シナモロール」のキャンペーンも販売方式の検討を理由に延期されていた。
日本マクドナルドの発表によれば、12日からは、「プラレール」「マイメロディ&クロミ」のおもちゃや、「シナモロール」の絵本など4種類のハッピーセットが販売される予定となっており、販売個数は、1グループ1会計につき3個までに制限される。
また12日の販売は店頭およびドライブスルーのみとし、当日のモバイルオーダー、宅配サービスでの販売は行われない。13日以降の販売は、12日の状況を踏まえて適切な対応を判断するとしている。
この決定に対し、SNSではとくに”子育て世代”からの不満が続出。“子連れのことをまったく考えていない”と批判が多く出ており、以下のような投稿がされている。
《散々言われてるけどこれでは全然対策になってないしただ子持ちが利用する際に不便になっただけ》
《子供連れからするとモバイルオーダーは助かるんだけどな。 最優先が転売対策になっていてハッピーセットはいったい誰のための商品なのか?って感じ》
《レジ待ちで子どもがグズるから、モバイルオーダーしてたけど、モバイルオーダー出来ないなら、もうマクドナルド行かなくなるな…。》
《基本ベビーカーあるから、店舗の外でモバイルオーダーして外で待ってて受け取りだけ中入るにしてたんだけど無理になるやつ》
《子連れのこと考えてるのか。モバイルオーダーは待たせなくて楽だから使ってたのに最悪。
(すべて原文ママ)
「子育て中の身からすると、モバイルオーダーにはかなり助けられていたのですが……」
そうボヤくのは、小さい子供を持つ30代の母親だ。
「子供はとにかく待つのが苦手でグズるので、事前注文でサッと受け取れるモバイルオーダーなしでは考えられません。また都内のマックはコンパクトな店舗が多いので、混雑した店内のベビーカー移動も苦労しそう。ハッピーセット以外はモバイルオーダー可能だそうですが、子供はやっぱり“おもちゃが欲しい”と言うし。“転売対策”を重視するのはわかりますが、子連れに厳しすぎますね」(前出・30代の母親)