「フワちゃんだよ、フワちゃん。フワちゃん呼ぼうぜ」
フワちゃんの姿が見られなくなってから1年以上が経った今、テレビから再び彼女の名前が聞こえてきた。
「3日の放送は、レギュラー出演するロバート・秋山竜次さんと伊集院光さんが、伸び悩む同番組について、元テレビ東京の敏腕プロデューサー佐久間宣行さんに相談するという回でした」(スポーツ紙記者)
動物たちがホモ・サピエンス(人間)の謎の行動・習性を研究していくという設定のバラエティ番組。そのコンセプトから秋山はニホンザル、伊集院はブルドッグの吹き替えのため、“声のみの出演”なのだが、
「そこに注目した佐久間さんは、“やらかした人”や“普通だったらテレビに出られない人”を“声のみ”出演でキャストに加えたほうがいいと提案。それを受けて伊集院さんは“フワちゃんだよ、フワちゃん。フワちゃん呼ぼうぜ。フワちゃんが動物で出てたらさぁ、絶対話題になるって”と乗っかっていました」(前出・スポーツ紙記者)
番組側も《※フワちゃん、いつでもお待ちしています》とテロップで呼応。フワちゃん出演にまんざらでもない姿勢が見えた。
「番組の思惑はさておき、放送直後からSNSではフワちゃんの起用を匂わせたことに対して否定的な声が多数上がっています。佐久間さんにアドバイスをもらうという番組の内容自体は非常に好評の様子でしたが、批判は“フワちゃん見たくない”という1点ですね」(テレビ誌ライター)
同番組の悩みは、“TVerの再生回数低迷”というものだったが、
「放送後、番組は公式XにてTVer公式の配信スタートのポストを引用し《ということでTVer再生よろしくお願いします》と投稿。その後もランキングのスクショを貼り、視聴を懇願。これまでとは違い、かなりXでの告知に力を入れていましたね。その結果、TVerでの再生回数は1日で過去最高を更新したようです」(前出・テレビ誌ライター)
とはいえ、結果は一時的な数字なのかもしれない。
《炎上商法狙い見え見え、でもそれが番組の寿命縮めるかもね》
《番組自体を楽しみたいんじゃなくて、今回の炎上商法騒ぎで、どの出演者さんがフワちゃんの話題を出したかチェックするためです》
《フワちゃんいらんわ。やめてくれ》
と、やはり厳しい声が多かった。1年が経過してもいまだ拒否反応が強いフワちゃんの今後について、番組制作関係者は次のように話す。
「今回、フワちゃんについて取り上げた『人間研究所』は日テレ系列の番組です。一般的にも浸透しているかと思いますが、今のテレビ局はタレントの好感度をすごく重視していて、特に日テレ系はその傾向が強いんです。今回は番組内でフワちゃんという現状“触れてはいけない”存在をあえて取り上げ、視聴者の反応を見たのかもしれません。ですが、この反応だと日テレ系での復帰は難しいのでは」
元テレビ界の大物も救いの手を差し伸べている。放送作家として数多くの人気番組を手掛けてきた鈴木おさむ氏(53)だ(放送作家としては’24年3月をもって引退)。
「鈴木おさむさんは、自身のXにてフワちゃんを取り上げる記事を引用し、《地上波よりも、僕らはフワちゃんをこのユーチューブチャンネルで覚悟を持ってお待ちしてます!!》とラブコール。鈴木さんは8月30日よりYouTubeチャンネルを開設。9月6日に1本目となる堀江貴文さんとの対談動画を投稿しています」(前出・スポーツ紙記者)
地上波のテレビでなければ、声さえかかれば出演は可能だが、
「フワちゃんはYouTubeからキャリアをスタートさせましたが、結局活躍してきたのはテレビの中です。できることならテレビに出たいし、仮に鈴木さんのYouTubeで復帰したとしても、それは足がかりで、テレビへのカムバックを望んでいるでしょう。
しかしこの現状では、木下優樹菜さんや渡部建さんを起用できる“炎上請負番組” 『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)くらいかなと。ただ、今のフジテレビは世間からの風当たりがまだ強いので、フワちゃん起用のチャレンジできるかというと……」(前出・番組制作関係者)
テレビ復帰への道は険しそうだ――。