遠野なぎこさん(享年45)の死が公表されてから、はや2か月が経過しようとしている。東京・豊島区にある遠野さんが住む自宅マンションに救急車や消防車がかけつけたのは、7月3日のことだった。
「遠野さんと連絡がつかないことを不審に思ったヘルパーさんが管理会社に連絡を取ったところ、部屋の中から女性の遺体が発見されたのです。遺体は腐敗が激しく特定できる状態ではないため、DNA鑑定に回されていました」(テレビ局関係者)
その後、遠野さんと連絡がつかないことから行方が心配されていたが、7月17日に遠野さんの遺族がブログを更新。亡くなっていたことが公表された。
「ブログの中で、遺族は《警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません》と、あくまで事故死であることを訴えていました」(スポーツ紙記者)
19歳でNHK朝ドラ『すずらん』のヒロインを務めるなど数々の名演技を見せてくれた遠野さんだが、一方で幼いころからの摂食障害であることを告白。また私生活でも3度の結婚と離婚で世間を賑わせていた。
「今年1月末に所属していた事務所との業務提携を解消し、《一人きりでやっていきます》と“完全フリー宣言”をしたばかりでした。ファンに向けて届けていたSNSによれば、うつ病と診断されたことや訪問看護と契約したことなどを報告。《あたしゃ、まだ生きるぞ》と前を向いていたのですが……」(前出・スポーツ紙記者)
波乱万丈の人生だった遠野さん。一部報道では、遠野さんの住んでいたマンションに特殊清掃が入る可能性も示唆されていたが……。
9日、遠野さんのマンションに本誌が行ってみたところ、意外な言葉が。
「あの後も、お部屋はそのままになっているようです。特殊清掃が入ったとも、その後に新しい住人が来たとも聞いていません。
最後まで、かわいがっていた猫「愁くん」とマンションで仲良く暮らしていた遠野さん。親族がブログで《無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。どうぞご安心ください》と明かしていた。
あらためて、遠野さんのご冥福をお祈りします。