9月15日からフジテレビ関東ローカルで再放送されている’95年の大ヒットドラマ『王様のレストラン』。
同作は父の死によって、落ちぶれたフレンチレストラン「ベル・エキプ」の若きオーナーになった原田禄郎のもとに、揺るがぬ情熱と厳しいプロとしての生きざまを持つ一人のギャルソン(給仕)・千石武が突然登場。
脚本を三谷幸喜(64)が務め、キャストには主演の松本白鸚(83)のほか、筒井道隆(54)、山口智子(60)、鈴木京香(57)、西村まさ彦(64)といった錚々たる面々が集まっている同作。しかし今回の再放送では、豪華なキャスト陣ではなくエンディング曲に注目が集まっている。
実は同作のエンディング曲『Precious Junk』を歌っているのは、当時“無名の新人”で、同曲がデビュー曲だった平井堅(53)なのだ。今回の再放送で、この事実に気づいた人たちは多く、Xでは
《え!?王様のレストランのEDって平井堅だったの!?当時めっちゃこの曲好きー!ってなってたけど知らなかった》
《王様のレストラン、懐かしい。ED平井堅だったんだ!》
《王様のレストランの歌平井堅だったんだ!!?》
《王様のレストランの再放送ぼんやり見てたんだけど、1995年なの驚きすぎだし主題歌が平井堅なのも驚きすぎた》
と驚く声が。また《プレシャスジャンク!平井堅の声が若い!!》《平井堅の歌声も若いやん!》といった“声の若さ”を指摘する声も上がっている。
「『王様のレストラン』は平均視聴率17.1%を記録するほどの人気ドラマでしたが、『Precious Junk』はそれほど話題になりませんでした。その後、平井さんは約5年にわたって目立ったヒット曲に恵まれていません。
しかし’00年、契約打ち切りがチラつく中でリリースした8枚目のシングル『楽園』でブレイク。’04年には映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌に起用された『瞳をとじて』が大ヒットしました。
今や国民的シンガーとなった平井さんの“無名時代”の曲がデビュー30周年を迎えたこのタイミングで改めて注目されるというのは、なにか数奇な巡り合わせのように感じますね。現在、平井さんの公式YouTubeチャンネルで公開されている同曲MVのコメント欄には、《再放送見てつい来てしまいました》といった声が寄せられています」(音楽関係者)
『王様のレストラン』の再放送は22日まで。ドラマの内容はもちろんのこと、若き日の平井の歌声にも注目すると、より楽しめそうだ。