2024年には沖縄県にも初出店したコストコ。着実に店舗数を増やし、2025年現在で日本国内で37店舗が展開されている。
「物価高の今、コストコをうまく活用することが節約につながります」と教えてくれたのは、さまざまなメディアでコストコの商品や魅力を紹介している“コストコマニア”のaoさん。年間250万円、1100点以上の商品を購入している強者だ。
「安く買えるかだけでなく、無駄なく使い切れるかも、節約を考えるうえで大切です。コストコの商品は大容量のイメージがありますが、最近、コストコでは日本人が食べきりやすいサイズに合わせた商品を増やしています。たとえば定番のプルコギも、従来のおよそ半分の量で販売するようになりました」
夫婦ふたり世帯などでも利用しやすくなったのだ。
「日用品は賞味期限に縛られず消費できるので、家族が少なくてもまとめ買いしやすくお得。買い物回数が減り、時間も節約できます」
とはいえ、商品数が多く、どの品を選べばいいか迷う人は多いはず。そこで、aoさんに同じカテゴリーの商品で、よりおすすめな商品を教えてもらった。
※価格は取材した6月30日時点のもの。
■鶏肉
【A】「国産鶏 サドルパック もも肉」(冷蔵2.5kg・2,908円)
【B】「ブラジル産 冷凍鶏もも肉(マテ茶鶏)」(冷凍2kg・998円)
おすすめはB。Aは100g約116円、Bは100g 約50円と、値段が倍以上違う。「保冷バッグに入れて持ち帰って自宅に着いたときもほぼ溶けておらず、傷む心配がありません。
■豚肉
【A】「国産チルド豚肉 麦小町 ロース 薄切り」(冷蔵100g・168円)
【B】「カナダ産 三元豚ロースしゃぶしゃぶ」(冷蔵100g・98円 ※購入日は特売価格で平時は108円)
おすすめはB。AはBに比べて値段が1.5倍ほど高い。「しゃぶしゃぶにはもちろん、1枚あたりのサイズが大きめで薄すぎないので、肉巻きにも最適です。何でも国産がいいと思いがちですが、世界でもっとも養豚に適した環境といわれるカナダ産で、日本でもおなじみの三元豚。おいしさは間違いありません」
■牛肉
【A】「US チョイス ビーフバラ薄切り」(100g・228円)
【B】「プルコギビーフ」(100g・198円)
おすすめはB。AはBに比べて値段が約1.2倍高い。「プルコギビーフには牛肉以外に玉ねぎやごま、青ねぎなども入ってはいますが中身はほぼ牛肉。最初から味つけされているので、そのまま炒めるだけでもおかずが1品が作れて便利です」
■ピザ
【A】「カークランドシグネチャー チーズピザ」(冷凍・直径約25cm・4枚セット2,298円)
【B】「クワトロチーズピザ 4種のチーズ」(冷蔵・直径約40cm・1枚1,980円)
おすすめはA。直径25cm あたりの値段にするとAが約575円、Bは約773円となる。「家庭用冷凍庫にも入る大きさなので、保存場所に困りません。常備しておきやすく、食べたいときに焼きたてが楽しめるのがうれしいですね」
■コーヒー
【A】「MJBアイスコーヒー水出し 40袋」(1,780円)
【B】「UCC上島珈琲 ブレンドアイスコーヒー 無糖18g×50」(1,358円)
おすすめはA。
■マーガリン
【A】「NUTTELEXバター風味 オリーブオイルスプレッド 1kg」(958円)
【B】「明治乳業 チューブでバター1/3 150g×3本」(788円)
おすすめはA。Aは100g約96円、Bは100g約175円で値段が倍近く違う。「バケツ型ですが、家庭用冷蔵庫にも収まる大きさで邪魔になりません。残量がわかりやすく使い切りやすい点も◎。トランス脂肪酸や人工香料・着色料不使用で安心して使えます」
■トイレットペーパー
【A】「カークランドシグネチャー トイレットペーパー 2枚重ね42.9m 6ロール×5」(2,398円)
【B】「コアユース トイレットペーパー シングル 170m 6ロール×4」(1,998円)
おすすめはB。Aは1ロール42.9mで約80円、Bは1ロール170mで約83円で、1mあたりの値段はBが安い。「さらに1 ロールの長さは通常のトイレットペーパーの3 倍ほどですが、シングルタイプでかさばらず災害用に常備しても。芯まで使えて無駄もありません」
■食品保存袋
【A】「ジップロック ダブルジッパー フリーザー用バッグ Lサイズ」(168枚・2,398円)
【B】「カークランドシグネチャー フリーザーバッグ Lサイズ」(192枚・1,980円)
おすすめはB。1枚あたりの値段がAは約14円でBは約10円と約1.4倍違う。「底にマチがついていて厚みのあるものも入れやすいです。