6月に学歴詐称疑惑が浮上した、静岡・伊東市の田久保眞紀市長(55)。7月には百条委員会が設置され、自身の卒業証書とされるものをチラ見せしかしなかったという指摘を受けて「約19.2秒ほど見ていただいたと記憶している」と回答。

結局、卒業証書の書類提出を拒否したままだった。

9月に入ると市議会で全会一致による田久保市長の不信任決議が可決され、、議会解散を選んだ田久保市長。“補正予算案提出の準備などが止まったこと”を解散理由に挙げたが、自身の説明責任を果たさぬままで、“大義なき解散”と批判の声が多くあがっていた。

歯切れの悪かった学歴詐称問題のいっぽう、SNSでの発信は積極的に行なっていた田久保市長。議会解散を報告した際には、アプリで加工したと思われる、代名詞ともいえる“自撮り写真”を投稿し、こちらも疑問の声が集まっているのだが……。

「田久保市長は以前からSNSを活用しており、“イメージ戦略”には人一倍気を使っているのでしょう。“アニメ好き”を公言していた田久保市長は、“推しキャラ”のテーマカラーである紫色のバッグを持ち歩いており、服やヘアカラーも紫が多く、彼女なりの“イメージ戦略”だったと考えられます」(地方紙政治記者)

何かと話題をの田久保市長は、市内の小学生の間では、嘘をつくことを“タクボる”と表現することが流行するなど、もはや“社会現象”となっている。

伊東市議会議員選挙は10月12日告示・19日投開票を迎える。そんななか、とある議会議員選挙では早くも“田久保”の風が吹き始めていたようでーー。

神奈川県の真鶴町議会議員選挙が16日に告示され、21日の投開票を終えたのですが、出馬していたある候補者が、選挙公報に“田久保市長と思われる女性のデフォルメされたイラスト”を掲載していたのです」(前出・地方紙政治記者)

真鶴町の選挙公報では、伊東市の紋章と思われるマークを背景に右手を振り上げたイラストや、《公認》という手書きの文字とともにこんな文言が。

《新図書館 メガソーラー 19.2秒 タクボる タクボン》

なお真鶴町議会議員選挙は12名の立候補者がいたが、イラストを使用した候補者は最下位で落選。得票数は16票だったとか……。

隣県まで“田久保ブーム”が波及しているようだ。

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