プロの歌手のなかでも、ひときわ目立つ歌唱力を持つアーティストたちが存在する。それが女性アーティストであれば「歌姫」と呼ばれ、その存在が時代を彩ることも。
そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60代の男女500人を対象に「生歌がうまいと思う女性アーティスト」についてアンケート調査を実施した。
第3位にランクインしたのは中島みゆき(73)。
中島が歌手デビューしたのは1975年。歌手活動は今年で50周年を迎えた。70年代、80年代、90年代、00年代と4つの世代で国内シングルチャート1位に輝いた女性アーティストは中島のみであり、老若男女から支持される超一流アーティストだ。中島のテレビ出演は少なく、2002年の『NHK紅白歌合戦』出演は大きな話題に。さらに、歌手別最高視聴率を記録したことで、その存在感を大いに示すこととなった。
中島の歌唱の大きな特徴は「豊かな表現力」。自ら作詞作曲した楽曲を、力強い低音からのびやかな高音までを使って情感たっぷりに歌いあげる。思いのこもった歌唱には、《パワーを感じる》《迫力がある》という声が多数。多くの人の心を打つ歌声をもつ中島が3位となった。
《あの小柄な体にあんなパワーがあるのが不思議》
《表現力が豊かでうまいから》
《迫力がある》
《感動する》
第2位は宇多田ヒカル(42)。
1998年に15歳でデビューした宇多田。宇多田が作詞作曲する曲は、メロディー・リズム感・歌詞など多くの点で、ほかにはない独特の世界感やセンスを感じさせる。音楽プロデューサー・小室哲哉(66)は、デビュー当時の宇多田について「衝撃がすごかった」と後に語っている。1999年にリリースしたファーストアルバム「First Love」は765万枚を売り上げ、日本歴代1位を獲得。この記録は25年が経った今も破られていない。
宇多田は持ち前のハスキーボイスを使って曲の切なさを表現し、聞く人を魅了する。近年は日本だけでなく世界的な評価も高めている宇多田。鮮烈なデビューで音楽シーンを一変させた唯一無二の歌声は、今も健在だ。
《デビュー曲からうまさが光っている》
《衝撃だった》
《上手いとしか言えない》
《グローバルで通用する歌唱力が魅力》
そして、栄えある第1位に選ばれたのはMISIA(47)だ。
1998年にデビューしたMISIAは、これまで多くの楽曲がドラマや映画の主題歌・CMソングなどに採用されてきた。2004年には女性アーティストとして初めて5大ドームツアーを敢行し、『NHK紅白歌合戦』では過去4回大トリを経験。また、2021年の東京オリンピック開会式では日本国歌『君が代』を独唱するなど、まさに日本を代表する女性アーティストと言えるだろう。
MISIAはその音域の広さから「5オクターブの歌姫」とも称される。豊かな声量とのびやかなハイトーンがMISIAの代名詞だ。デビュー曲『つつみ込むように…』や、最大のヒット曲『Everything』など、人々の記憶に残る曲を圧倒的な歌唱力で歌い上げてきたMISIAが最も多くの支持を集めた。
《圧倒的な声量と表現力》
《これはみんな認めると思う》
《声量、表現力、どれを取っても群を抜いていて、衰えない》
《紅白のトリを毎回つとめるほど誰もが認めるうまさだから》