27日に放送されたダウンタウンの浜田雅功(62)がMCを務める人気特番『芸能人格付けチェック 秋の3時間半スペシャル』(テレビ朝日系)。
竹中直人(69)や高橋克典(60)、藤原紀香(54)、市川右團次(61)など一流芸能人たちがチームを組んでさまざまな“利き〇〇”に挑戦。
「1本30万円の高級シャンパンと、1本2500円のスパークリングワインを飲み比べて、どちらが高級なものかを当てるなどの“格付けチェック”にチャレンジしていく中で、“混合アンサンブル”の聴き比べをするという企画もあったのですが、放送後のSNSは少し荒れてしまった印象ですね」(スポーツ紙記者)
“混合アンサンブル”とは、異なる種類の楽器を組み合わせて演奏するアンサンブルのことで、今回はバイオリン、ヴィオラ、チェロ、マリンバ、ピアノの演奏だった。プロとアマの2組の奏者が映画『アナと雪の女王』の大ヒット曲『Let It Go ~ありのままで~』を演奏。ボーカルはともにMay J.(37)が担当したのだが、
《格付けチェック、食材や楽器ならいいけど演奏者がプロか中学生かで出題するのはダメでしょ。これは間違えた人を落とすのではなくプロと間違われるレベルの演奏をした中学生を称えるべきものだし、プロに劣るものとして用意された中学生達に対してコンプセプトからして失礼。》
《今日の格付け、中学生の弦楽演奏に出てる子達コンクールで一位とって頑張ってる子達ばかりだったのにバカにするような発言多くてなんだかなって思った》(すべて原文ママ)
と、Xでは企画自体に対する批判的な声が散見された。
「確かに配慮が欠けていたのかも」と指摘するのは、芸能記者だ。
「同番組のHPを見ると、“一流プロ奏者による混合アンサンブルと、アマチュア中学生による混合アンサンブルを聴き比べる。正解は、国内外の名門音楽大学を卒業し世界的に評価されるプロ奏者7名が演奏。”と掲載されていますが、“正解”という表現が引っかかりますよね……。出演した中学生は“アマチュア”といっても、有名なコンクールで受賞経験がある“本気で音楽に打ち込む”人たち。そんな彼らを“噛ませ犬”のような扱いにする演出はいかがなものか」(前出・芸能記者、以下同)
さらに、Xにはこんな声もあがっていて――。
《なぜあの場にいた誰もが「中学生が良い演奏をした」と称賛せずに、耳が悪いだの恥ずかしいだの言っているんだろう。ほんと見苦しいな。》(原文ママ)
「出演者は自分たちが一流を見抜ける芸能人であることを証明するという番組内容なので、仕方ない部分もありますね……。ただ、今回はXでも“中学生の演奏のほうがよかった”という声も多かった。編集でカットされてしまったのかもしれませんが、プロに勝った中学生を褒めたたえる出演者が一人でもいたら、バランスが取れたのかもしれませんね」
“一流”芸能人になるためには、周囲への思いやりも必要だろう――。