人気料理研究家でYouTuberのリュウジ氏が、6日までに自身のXを更新。飲みの席で、“子供の頃食べていたもの”について知人と語ったエピソードを、とあるパンの写真つきの投稿で明かした。
リュウジ氏は《飲みの席で子供の頃どんなの食べてた?みたいな話になって》と前置きした上で、
《砂糖かかったでけえパンとチョコ入った棒のパン旨いよねー!!って言ったら一言
「あ、片親パンね」
まあ確かに俺片親なんだけど、お前女手一つで育てた俺の母親の気持ち考えた事あんのかってなった》
と会話の内容と、自身の心境を“呆れながら”コメントしていた。“片親パン”という衝撃的で聞きなれない名前は、あるネットメディアライターによれば「’21年頃からSNSで使われていたインターネットスラング」だという。
「“ひとり親家庭の子供が食べていそうなパン”という偏見から生まれたネットスラングですが、袋入りのスティックパンなど、安価で量が多く食べさせる手間がかからない甘い菓子パンを指すことが多いようです。当初はひとり親家庭のユーザーが“自虐的”にSNSへ投稿したものでしたが、次第に家庭環境や貧困状況をやゆするような、差別的ニュアンスが強くなって使われるようになりました」(前出・ネットメディアライター)
この“片親パン”について苦言を呈したリュウジ氏の投稿には、数千件以上のコメントがつき物議に。その内容はネーミングに対する批判的な声が多くを占めていた。
《片親パンって何!?初めて聞いたけど、言い方酷い…パンと親関係ないやん》
《片親パンとか、パン製造会社にもシングルで育ててる親、そのこどもに対しても、死ぬほど失礼。これ以上醜悪なネーミングセンス中々ない。》
《そんな言葉聞いたことないし そんな言葉使うやつこそお里が知れるし なんなら棒のやつなんて、ママお助けパンやろがい》
《片親パン、久しぶりに聞きました…その単語を未だに使っている人がいるとは…》
《私も片親だったから、忙しい中で買っておいてくれたお菓子やパンがテーブルの上に置いてあることを思い出してしまった。うれしくもあり、寂しくもあり、でもおいしかった思い出。ちょっとだけ胸がちくっと痛んだ。》
《本当にこういうの大嫌い。ママが一生懸命私たちの事を育ててくれて、安いパンの中でも私たちが美味しいって言ったパンのこと覚えてくれてそれで買ってくれてるのに。
《全方面に失礼だから片親パンとかいう呼び方嫌い》
(すべて原文ママ)