朝から“国”のことを考えての喧々諤々(けんけんがくがく)。それはそれでいいのかもしれないが……。

月曜から金曜の平日朝8時から放送されている情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)。今年9月末で元財務官僚・ニューヨーク州弁護士の山口真由氏(42)が月曜コメンテーターを卒業。

その後釜となったのが弁護士で『新外交イニシアティブ』というシンクタンクの代表を務める猿田佐世氏(48)だ。

そんな新人ホヤホヤの彼女の発言が物議を醸している。猿田氏は20日、同番組に出演し、日本維新の会・吉村洋文代表の“身を切る改革”を批判したのだ。

「今日はこれ一言だけ言えれば、と思って来てるんですけど」と前置きした猿田氏は以降、強めの口調で、

「『身を切る改革』っていうんですけど、切られるのはアナタです!テレビを見てらっしゃるアナタです!」(猿田氏)

議員定数の削減を例に出して、批判を続ける。

「議員って、民主主義の基本、私たちの代表だし、私たちの声なんです。彼らの人数を切るってことは、ますます今遠ざかっている政治がますます遠くなっていく」
「おかしなことをやってる人がいたら選挙で落としていけばいい。企業団体献金を禁止すればいい。解決の方法が違う」
「カッコイイこと言えばいいんじゃないんです! 『身を切る改革』って言いますけど、切られるのはアナタであり、私である!」(すべて猿田氏)

ネット上ではその発言の内容自体には賛同する声も上がっている。だが、ネットニュースのコメント欄には、その熱弁ぶりに拒否反応を示す声も多く……。

《それにしてもこの方もかなり過激ですね。

怖いくらいです。山口さんが良かったです。》
《番組見ていましたが、全く心に響きませんでした。それどころか、申し訳ありませんがお話をお伺いして嫌悪感しか感じませんでした。》
《メディアは中立であって欲しいのだが、先日の時事通信社の記者の思わず漏れた言葉など聞けばメディア全体で高市さんに対して反対なんだなぁと思う。》

この日の興奮ぶりに、一部には“前任者”を求める声も上がっている

「山口真由氏ロスも大きかったですね。ネットにも山口氏と猿田氏を比較する声も多く、予想よりも炎上が拡大した印象です。強い思いがあるのも良いことですが、コメンテーターとして出演している以上、一方的に興奮して持論を展開されてしまうと、視聴者が置いてけぼりになりがち。まぁそれを逆手に取って炎上で注目を集める番組も少なくないですが」(テレビ誌ライター)

朝の情報番組。さすがにいささか言葉が強すぎたか……。

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