10月21日の臨時国会で行われた首相指名選挙で、自民党の高市早苗総裁(64)が憲政史上初の女性首相に選出された。

この歴史的瞬間はテレビ各局の中継でも大々的に取り上げられたのだが、SNSでは、中継に映った自民党議員たちの近影を目にして心配する声が上がっている。

まずは、菅義偉元首相(76)だ。開票後、額賀福志郎衆院議長(81)が高市氏の選出を発表し、高市氏が席を立って周囲に深々とお辞儀をする中、後列に座った麻生太郎副総裁(85)や岸田文雄元首相(68)らが盛大な拍手を送った。そして、麻生氏の隣に座っていた菅氏も、同じように手を叩いていたのだが……。

「高市氏が後列の議員の方を向いてお辞儀をしていましたが、菅氏は目線をほぼ動かさず、終始うつろな表情。それに、拍手とはいっても弱々しく手を叩いているだけに見え、そのテンポも周囲と比べて随分とゆっくりでした。

菅氏をめぐっては、昨年10月の衆院選の選挙期間中、支持者とグータッチをする場面がXで拡散されましたが、当時は相手の手に触れるのが精一杯といった印象で、足取りもかなり重そうに見えました。今年7月に参院選後の会見に臨んだ際にも、うつろな表情で一点を見つめたまま動かず……。こうした菅氏の所作はたびたび不安視されており、今回もXでは《魂抜けちゃってる》など健康状態を心配する声が多く上がっていました」(政治部記者)

そして、もう一人が、松本剛明元総務相(66)だ。複数のメディアで、投票直前に鈴木俊一幹事長(72)、そして高市氏が松本氏に声をかける様子が捉えられていたが、その際に松本氏は車椅子に座っており、Xではこんな反応が起こっていた。

《松本剛明さん、今なんか車いすに座っていたように見えたけど、どうしたんだろう。気のせいだったろうか》
《松本剛明…車椅子なのか…だいぶ痩せ細っているし…》
《いつの間にあんな体調悪そうになってたんだ…?》
《松本剛明先生応援してるから、かなりショックや…総務大臣として再入閣した時むっちゃ喜んだぐらいには思い出のある先生だから、健康でいてほしいな》

近頃の松本氏からは、特に近況に関する具体的な報告がないこともあり、体調面を心配する声が多く上がったようだ。

「多くの方から指摘があるように、顔が随分とほっそりした印象を受けましたし、痩せた影響かネクタイを締めたシャツも首元にだいぶゆとりがあるように見えました。

鈴木氏も高市氏も、すこし心配そうな表情で松本氏に接していましたし、『TBS NEWS DIG』に出演した自民党元本部事務局長の久米晃氏(71)も、中継を見ながら『体調悪そうだな』と漏らしていました。

いまのところ本人から報告などはありませんが、少なくとも、アフリカ開発会議(TICAD)開催期間中の今年8月22日には、現地関係者と意見を交わすなど、松本氏は最近まで活発に活動してきました。やはり体調面は心配ですが、それでも、国会では鈴木氏や高市氏の声掛けに笑顔で応じていましたから、万全な状態の松本氏を見られる日も、そう遠くはないのかもしれません」(前出・政治部記者)

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