10月28日、東京・元赤坂の赤坂御苑で、天皇皇后両陛下主催の秋の園遊会が開催された。

「今回は騎手の武豊さんらが招待され、皇室の方々が懇談されました。

4月に開催された春の園遊会では、雅子さまをはじめ女性の皇室の方々は和装でしたが、今回は洋装となりました」(皇室担当記者)

春から変更があったのは、お召し物ばかりではない。

「皆さまが進まれるルートにも変更がありました。長年、天皇陛下を先頭に、皇室の方々が一列になって、順々に招待者と懇談されていたのです。

しかし今年の春の園遊会からは、多くの招待者が皇室の方々とお話しできるように、ルートが3つに分かれることになりました」(前出・皇室担当記者)

3つのルートとは、(1)天皇皇后両陛下のルート、(2)秋篠宮ご夫妻らのルート、(3)愛子さま・佳子さまらのルート、だった。

「初めての試みでしたが、宮内庁の想定とは異なっていたというのが実情です。当日は両陛下のルートに人気が集中し、職員たちが、どこのルートが空いているかなどをアナウンスして回っていました。

特に秋篠宮ご夫妻らが進まれたルートは道も狭く、人が立って待つには不向きということもありましたが、招待客があまり集まらなかったのです。一時はガラガラ状態で、秋篠宮ご夫妻があたかも不人気であるようにも見える状態になり、大きな反省点となりました。

そうした反省もあり、秋の園遊会では、(1)天皇皇后両陛下のルート、(2)ほかの皇室の方々のルートと、2コースで進まれたのです」(前出・皇室担当記者)

園遊会での新しい試みはスタートしたばかり。試行錯誤を繰り返し、皇室の方々にとっても招待者にとっても最上の形を目指してほしい。

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