「私の身の上をお話しすると、愛子さまは『たいへんでしたね。ご苦労なさったんですね』と、ねぎらってくださいました。

天皇皇后両陛下と愛子さまは、次の世代に戦争の記憶が語り継がれていくよう、一所懸命にがんばってくださっています」(東京大空襲の戦災遭難者遺族の田中洋子さん)

戦後80年にあたる今年、天皇皇后両陛下は硫黄島や沖縄県、広島県や長崎県をご訪問になり、戦没者の慰霊、さらに戦争体験者や語り部らとの面会を行われてきた。

愛子さまは10月23日、沖縄県と長崎県に続いて、東京大空襲などの犠牲者を慰霊する東京都慰霊堂に同行された。最後の“慰霊の旅”となるこの場所で、テッポウユリ、トルコギキョウなどを両陛下と並んで供花し、深々と拝礼された。

天皇陛下と雅子さまの平和への願いは、愛子さまにしっかりと受け継がれていく――。

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