《昨年は私の発言で、ご迷惑やご心配をおかけしました。この一年半、自分と向き合いながら試行錯誤を重ね、日々精進してまいりました。

本日を持ちまして、女子プロレス団体スターダムに入団し、新たな夢に本格的に挑戦します!》

11月7日、Xにこう綴ったのはタレントのフワちゃんだ。’24年8月、お笑い芸人のやす子(27)に対する不適切な投稿をXで行ったことから、芸能活動を休止していたフワちゃん。今回、1年3カ月ぶりに公の場へのカムバックを宣言したが、復帰の場はかつての主戦場であるテレビではなくプロレスのリングだった。

「7日、フワちゃんは女子プロレス団体『スターダム』の後楽園ホール大会に登場し、リング上で挨拶を行いました。そこで、プロレスに挑戦すると宣言し、『反省や禊のためではありません』と強調。そして自分を受け入れてくれたスターダムへの感謝の言葉を口にした後、『これから死ぬ気で頑張りますので、皆さまよろしくお願いいたします!』と頭を下げました。フワちゃんの試合は12月29日、両国国技館で開催される『STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』のなかで行われる予定です」(スポーツ紙記者)

フワちゃんの復帰が話題となるなか、注目を集めている女子プロレスラーがいる。それは、同じくスターダムに所属する上谷沙弥(28)だ。もともとアイドルを目指しており、LDHのダンススクールに通い、高校生のときにEXILEのバックダンサーを務めたこともある上谷。その後、バイトAKBのメンバーに採用され、卒業後にプロレスの世界に飛び込んだという異色の経歴を持つレスラーだ。

上谷はかつてベビーフェイスだったものの、’24年7月からヒールに転身。今年2月に『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)内の企画「女子300m走サバイバル」に出演すると、持ち前の根性を発揮して決勝に残る健闘を見せ、注目を集めた。

「上谷さんは『鬼レンチャン』で、女子プロレスをたくさんの人に見てもらえるきっかけを作るために番組への出演を決めた、という熱い想いを涙ながらに告白。悪役レスラーでありながら、ピュアな一面をさらけだしたことでそのギャップが人気となり、“令和の極悪女王”としてバラエティで引っ張りだこになりました。

7月には『ラヴィット!』(TBS系)の金曜日のシーズンレギュラーにも抜擢されました。9月のレギュラー卒業回では、特設スタジオで女子プロレスの試合を披露。地上波で23年ぶりとなる女子プロレス生中継を実現させ、女子プロレスのイメージアップに大きく貢献しました」(前出・スポーツ紙記者)

現在、ファンの間でフワちゃんと上谷の“再戦“に期待する声があがっている。

「それは“お互い知名度が高いから”という理由だけではありません。じつはフワちゃんは’22年10月、『行列のできる相談所』(日本テレビ)内の企画で、スターダムでプロレスデビューを果たしています。そのデビュー戦の相手がヒール転身前の上谷さんだったのです。

2人が再戦する可能性は十分ありますね。ただ、12月のフワちゃんの再デビュー戦では、上谷さんは安納サオリさん(34)とのタイトルマッチがあるので早速2人が対決することはないでしょう。

ですが、フワちゃんは大炎上を経験し、上谷さんはベビーフェイスからヒールに転身と、以前の対戦から3年が経って2人の状況は大きく変わりました。そんな2人が再戦するとなれば、注目度も自ずと高くなるはず。

スターダムとしても、いつか2人をマッチさせたいと思っていることは間違いありません」(前出・スポーツ紙記者)

Xではフワちゃんのスターダム加入に対して、

《今年のスターダムは上谷フィーバーで一気に知名度を上げたけど、ここでフワちゃんを復帰させる事でさらに爆発的に広めるのは本当にスゴイよ》
《上谷選手の人気にブーストをかける意味でもフワちゃんの知名度は使えると思う》
《フワちゃんのデビュー戦は今1番人気の上谷沙弥(ヒール転向する前)だったから、そこに絡めたストーリーが見たいな。興味ない人達に届く女子プロレスが作れるかも》

と好意的な声があがるいっぽうで、こんな厳しい意見も……。

《上谷選手が世間で認知されたから便乗してません?》
《上谷沙弥さんたちが頑張ってファンを増やしてきたのに水をさすのか~》
《フワちゃんが今更プロレスやって、一時的な集客以外、何のプラスになるの?上谷選手らの努力をコケにしてるようなもんだよ》

「現在スターダムはスター選手だった中野たむさん(37)が引退し、上谷さんが一人で団体の広告塔を担っているような状態です。チャンピオンでありながら、数々のメディアに出演するのは当然負担も大きいでしょう。そのためフワちゃんが加入して注目を集めてくれれば、上谷さんの負担が軽減されるのではと期待するファンもいるようです。

いっぽうで、フワちゃん本人は否定していますが、女子プロレスを“禊の場”のように使われることに嫌悪感を示すファンもおり、賛否が分かれています。フワちゃんの女子プロレス参戦は話題性抜群ですが、さまざまなハレーションを生みそうですね……」(前出・スポーツ紙記者)

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