兵庫県・斎藤元彦知事(48)が昨年の県知事選で再選を果たしてから11月17日で丸1年。同日に行われた会見で、斎藤氏は選挙中に生じた自身をめぐる“疑惑”について、「決着がついた」と強調した。

「斎藤氏をめぐる“疑惑”の発端は、兵庫県・西宮市のPR会社の女性社長が《(斎藤氏の)広報全般を任せていただいていた》とし、SNS運用を手がけたことなどの実績を掲載した記事を、再選後の昨年11月20日にnoteに公開したことでした。斎藤氏側は同社に対し、ポスター制作費などの名目で約70万円を支払っていたのですが、SNSでは選挙運動における買収・被買収を禁じる公職選挙法違反に当たるとの批判が噴出。

昨年12月に弁護士・大学教授が、斎藤氏とPR会社社長を公選法違反疑いで刑事告発していました。ところが今年11月12日、神戸地検は『選挙運動の対価としては認められなかった』として不起訴処分(嫌疑不十分)としました。弁護士と大学教授は14日、斎藤氏の不起訴処分を受けて、検察審査会へ申し立てを行うと表明しています」(社会部記者)

ただ、斎藤氏は冒頭のように問題にはすでに決着がついているとし、「選挙に関しては適正・適法にしてきたという認識、主張に変わりはありません」とコメントしている。

斎藤氏としては、一旦は疑惑が晴れたところで、心おきなく県政に打ち込んでいけるという心境だろうか――。

48歳の誕生日を迎えた15日に、Xで、《皆さまから温かいお祝いのメッセージをいただき、心より感謝申し上げます。多くの方々に支えられていることを改めて実感し、この思いを胸に県政推進に全力を尽くしてまいります》と前向きに発信。

さらに、《本日は神戸北野を訪れました。兵庫県等が開催している「関西文化の日」により、風見鶏の館等が無料で開放されています。神戸港開港当時、各国の政府機関が置かれたこの地は、日本と世界をつないだ文化交流の舞台でした。今なお異国情緒が息づいています。

歴史と文化が薫る北野へ、ぜひお越しください》と、この日の斎藤氏はプライベートでの訪問だったが、県のPRにも余念がなかった。

投稿には、今後の斎藤県政に期待する声や、48歳の誕生日を祝福する声が続々。しかし、一部では、斎藤氏が公開した自身の写真をめぐって、“不自然”だと指摘するツッコミが殺到しているのだ。

《脚長すぎワロタ》
《え、何頭身?!?!》
《わざとですか?笑かそうとしてますか?そんなに足、長く見せたいんですか?変ですよ!》

写真には、「神戸北野異人館 風見鶏の館」の入口前に立つ斎藤氏の全身が収められているのだが、確かに同氏の脚はかなり長いようにも見える。

「今回の斎藤氏の写真は8頭身ほどに見え、まさにモデル並みのスタイルの良さ。ただ、直近にSNSで投稿している写真は、特段、脚の長さが際立っているように見えるわけではなく、いずれも平均的な男性のスタイルです。そのため、今回の写真は不自然に見えた人が多かったのかもしれませんね。

なお、“加工”を指摘する声も多いようですが、おそらく今回は下のアングルから撮影しているため、脚が長く見えるだけではないでしょうか。公僕の知事がスタイルの良さを強調する必要はありませんから、国指定重要文化財でもある『風見鶏館』をフレームに収めるために、下から撮影せざるを得なかったのではないでしょうか。また、斎藤氏は今年8月16日、県立美術館を訪れた際のインスタグラムの投稿でも、脚がスラリとして見える同じアングルの写真を公開。当時ファンからは《ナイスお御足》《スタイルもよく何を着ても様になっておられる》といった絶賛の声があがっていました。」(女性誌ライター)

兵庫県議会の百条委員会が、斎藤氏のパワハラ疑惑などを調査するため、昨年県職員に行ったアンケートでは、“出張先では外見を確認するための鏡が必須”“広報に使う写真には常に専用の顔加工ソフトを使用”など、身だしなみに高い意識を持っていることが明かされていた同氏。いずれにせよ、余計な誤解を生まないためにも、今後ローアングルは避けるのが吉かもしれない。

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