20日、参議院経済産業委員会が行われ日本保守党・百田尚樹代表(69)が質疑に臨み、赤沢亮正経済産業大臣(64)が10月に行った所信表明演説に“ダメ出し”した。

百田氏はまず「赤沢大臣の所信を拝見、拝聴して、気になることがあります。

まず、一番最初のページに“所信的挨拶”と。こんな日本語あるんかなと、ちょっと思いました。なんか中国語みたいでしたね」と“ジャブ”。

続けて、小説家である百田氏は「私は文章を書くときに、いちばん大事に思っていることは、とにかく読者に分かりやすく、いかに文章が理解されやすいかということを非常に注意して書いています」と自身と比較したうえで、「赤沢大臣の所信表明は一般の国民に意味がわかるかな」と疑問を呈し、理由としては“DX”“GX”“フュージョン・エネルギー”“ディープテック”“スタートアップ”などの意味が分からないことを挙げた。

対する赤沢大臣は「私は、百田先生の小説はほぼ全部読んでいます。とくに至高だと思ったのは『プリズム』。読んでいて、“こんなことを書ける人がいるのか、もう天才だな”と思って震えた覚えがあります。その百田先生から『ちょっとお前の日本語はわかりづらい』と言われて、傷つく部分もあるが、できる範囲で答えたい」とまさかの”褒め殺し”。

続けて赤沢大臣は“所信的挨拶”や“ディープテック”“スタートアップ”などの用語について回答し、「国民に分かりやすい言葉で伝えることは非常に重要だと思う。今後とも分かりやすい表現になるよう努めていきたい」と返していた。

この回答に対して百田氏は、赤沢大臣が使った“GAFAM的な企業”などの用語に対して「説明の中に、またわけのわからん外来語がよくあったが、それは置いときます」と述べるも、追求は“弱腰”になった印象。

百田氏と赤沢大臣のやり取りをYouTubeの中継を見ていたユーザーからは《持ち上げたw》《よいしょしてやがるw》《赤沢もうまい返しじゃん》とコメントがつき盛り上がっていた。

委員会後、百田はXを更新し、赤沢大臣との2ショット写真を添えて以下のように投稿。

《質疑を終えて、赤澤大臣にあらためて、「百田先生の作品はすべて拝読しています。『永遠の0』も『海賊とよばれた男』も素晴らかったですが、『プリズム』のラストには泣かされました」と言われました。
『プリズム』のラストの凄さがわかるとは…。あかん、赤澤大臣のファンになりそうや》

ユーザーからは《百田代表…ちょい待ち!!それは少しチョロいぞ》《あかん…
この天才作家、チョロい…》《今頃『百田の弱点!』とメモが廻ってるな……》といったツッコミの声が多く集まっていた。

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