12月15日、東京・赤坂にある高級個室サウナ店「SAUNATIGER」で火災が発生し、利用客の男女2人が死亡する事故が起こった。
各社報道によると、15日正午頃、サウナ店が入る5階建てのビルの3階で、ベルが鳴っているとの110番通報があったという。
なお、二人の体にはやけどの跡があったものの、命に関わる程ではないとも報じられており、現在は警視庁と消防庁が出火原因を調べている最中だという。
事故があったサウナ店は、東京メトロ赤坂駅から300メートルほど離れた場所に位置する。店のHPによると、サウナは全室個室で、高いプライベート性が保たれていることがウリのようだ。
店には利用客数、部屋の規模などに応じて19000円~5万9000円(いずれも税抜き)の都度利用プランがあるほか、ランク別の月額6万円~39万円の定額プランも用意されており、近隣の個室サウナと比べても高級ぶりが際立つ。そのほか、この店には、ある有名人も関わりがあるという。
「このサウナは’22年に60代の超有名男性タレントの監修でオープン。会社の登記簿を確認すると、彼の名前はありませんが、ホームページやプレスリリースなどではゼネラルマネージャーの肩書で紹介されていました」(WEBメディア記者)
本誌記者が現場を訪れたのは、事故当日の午後7時ごろ。店は、赤坂駅から5分ほど歩いた住宅地の路地を少し入った場所にあり、路地の入口には規制線が貼られ、複数の警官が警備にあたっていた。近隣の会社に勤める男性は、本誌の取材にこう話した。
「私はまだ会社に来ていなかったので、直接見たわけではありませんが、同僚からはすごい数のポンプ車が来ていたと聞いています。あそこにサウナがあるのは何となく知っていましたが、(事故が起こったことを聞いて)ビックリしました」
白昼の住宅地で突如起こった痛ましい事故。
15日夜「SAUNATIGER」は公式HPに、コメントを発表。事故があったことを認めた上で、《当社の店舗においてこのような事態が発生し、尊い命が失われる結果となりましたことを重く受け止め、深くお詫び申し上げます》と謝罪。その上で、消防・警察の調査に全面的に協力し、今後は当面の間営業を停止することを発表した。
密室の高級サウナで、一体何が起きていたのか。捜査の進展が待たれる――。

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