「城島さん、松岡さんに対する状況説明などを改めて確認いたしましたところ、弊社の対応がお二人のお気持ちに寄り添った十分なものではなく、大変申し訳なく思っております」

10日、日本テレビが元TOKIO城島茂(55)と松岡昌宏(48)に対して謝罪の意を表明した。だが、実は表明の前日、日テレは城島に“あるアクション”を起こしていたとデイリー新潮が17日に報じたのだ――。

発端は、6月に行われた日本テレビの福田博之社長(64)による緊急会見。

「元TOKIOの国分太一さん(51)が長年出演していたバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(以下、『鉄腕DASH』)からの降板が発表されました。理由は“重大なコンプライアンス違反”。 ですが、違反の内容は被害者の“プライバシー保護”の観点から、会見では一切明かされませんでした」(スポーツ紙記者)

その後、国分を番組に起用していた他局も次々と日テレと同じ判断を下すことに。国分は無期限の活動休止となり、所属していたTOKIOも解散した。

国分も日テレも何も語らないまま4カ月が経った10月、ついに事態は動き出す。国分側が番組を降板させた日テレの対応に瑕疵(かし)があったとして日弁連に人権救済を申し立てたのだ。

11月には国分本人が会見を開き、「(コンプラ違反の内容について)答え合わせをしたい」と主張するも、日テレの福田社長は「答え合わせするまでもないと考えている」と拒否。両者の言い分は平行線のままだったのだが、

「松岡さんが週刊文春と週刊新潮の取材に応じたのです。日テレへの感謝を述べつつも、日テレへの不満をブチまけました。さらには日テレ側の今回の対応もコンプライアンス違反ではないのかという疑問を語ったのです」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

そんななか、デイリー新潮が謝罪表明の前日に日テレは城島にアプローチしていたと報じたのだ。

■松岡の加勢で風向きが変わった

「記事によると、城島さんが参加する『鉄腕DASH』のロケ地に日テレの制作局幹部が謝罪をしたいとアポなしで現れたといいます。

日テレ側はロケ前日に城島さんに一連の騒動の説明と謝罪の意を伝えていましたが、城島さん側は“ロケに集中したい”と拒否をしていたそうです」

この日テレの“アポなし”謝罪に対して、ネットニュースのコメント欄には厳しい声があがった。

《松岡さんの話があってから、ノコノコと撮影の場に行って立ち話で済まそうなんて、そりゃ「撮影に集中したい」と言われるでしょ。普通の大人なら説明の場を設けたいのでとアポイントをとって然るべき場所で改めて行う事だと思うけど。》
《普通謝罪というのは相手に時間を空けてもらい伺うものです。仕事中に来て謝罪するとか、迷惑極まりない。》

テレビ局関係者はこう話す。

「日テレは世間の反応に敏感なことで有名で、タレントの好感度の変化も常に調査しているといわれています。日テレの功労者のような存在だった女優でも、不倫疑惑報道を機に4年にわたって同局のドラマ作品に出演させなかったことも。

今回の“アポなし”謝罪も、松岡さんの加勢で風向きが変わったことを日テレが敏感に察知したからでしょう。とりあえず、城島さんだけには謝罪しておこうとした“日和見”な対応と言えますね」

日テレの先手、先手の対応が裏目に出ている――。

編集部おすすめ