「25年末の『紅白』の後半戦の平均世帯視聴率は昨年から2.5ポイント上昇して35.2%と好成績。やはりその立役者は聖子さんでしょう」
こう話すのはNHK関係者。
「NHKは放送100年という節目にふさわしい歌手として、早い段階から聖子さんへのオファーを進めていました。
しかし聖子さんは“軽い気持ちで立つ舞台ではない”として一度は断っていたそうです。やはり沙也加さんへの思いが強かったのでしょう」(前出・NHK関係者)
愛娘・沙也加さんが35歳で亡くなったのは21年のこと。聖子はその年の『紅白』を辞退し、以降は一度も出場していなかった。
「聖子さんと沙也加さんはコンサートなどで何度か共演していますが、初めての共演となったのが11年の『紅白』のステージ。2人で『上を向いて歩こう』をデュエットしました。愛娘との思い出が詰まっているだけに、出場するとなると悲しみまで思い起こされてしまう懸念があったのでしょう。生放送で拘束時間も長いため、落ち着いた精神状態で本番を迎えられるのかという不安も抱えていたようです」(音楽関係者)
ところが、事態は急転。聖子は考えを翻して出場を決断した。12月中旬、『紅白』本番のわずか2週間ほど前だったという。
「12月18日の沙也加さんの命日が、オファーを考え直すきっかけになったようです。
そしてもうひとつ、聖子を突き動かした思いが――。
「NHKが聖子さんに用意したのは“究極のトリ”という特別枠。これまで聖子さんは紅組として出場してきましたが、今回はどちらの組にも属さず、番組を締めくくる役割を託されたのです。
この特別枠でのオファーに聖子さんは感銘を受けたそう。争い事には関与しない立場で純粋に音楽を届けるという点に、生前の沙也加さんと合致する部分を感じたようでした」(前出・NHK関係者)
前出の音楽関係者は言う。
「今回の『紅白』で沙也加さんとの約束は果たし、“これで『紅白』は最後”という状態。今後は再びテレビから遠ざかり、ファンのために歌い続けることでしょう」
聖子の歌声は天国の沙也加さんにも届いているはずだ。

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