「それなりに年齢は重ねられたようですけど、中村(雅俊)さん、田中(健)さん、秋野(太作)さんとも全く変わらぬ接し方をして下さるので、ブランクは感じませんでした」

そう語るのは、1月9日に公開されたばかりの映画『五十年目の俺たちの旅』に出演している女優・岡田奈々(66)だ。中村雅俊(74)主演の青春ドラマの名作『俺たちの旅』シリーズでは、田中健(74)扮するオメダの妹・真弓を演じてきた。

10日に同作の舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ日比谷でおこなわれ、主役・カースケと監督の二刀流を務めた中村とともに田中、グズ六役の秋野太作(82)、そして岡田も登壇。昨年行われた同作の関連イベントから《昔と変わらず綺麗なまま》《雰囲気が変わっていない》《可憐でお若いまんま》などとSNSを中心に“奇跡の66歳”と再び脚光を浴びている彼女に本誌は話を聞いた。

――『俺たちの旅』は人気シリーズとして何度か続編が作られました。‘03年のスペシャルドラマ『俺たちの旅 30年目の運命』から約20年経って今作のオファーが届いたときの率直な感想はいかがでしたか。

「大好きなドラマでしたので、とても嬉しかったです」

――映画『五十年目の俺たちの旅』がクランクアップしたとき、また初めて作品を見たときはどんな思いでしたか。

「クランクインまでは時間がかかりましたので、アップした時は正直ホッとしました。また初めて作品を見たときは流石に年月を感じました。フイルム撮影の回想シーンをデジタル化されスクリーンで見ることができ感動しました」

――真弓役を演じるうえで、心がけていることや注意していることは何かありましたか。

「今回は過去の真弓とは違い、想像できない設定になっていましたけど、多くの事を抱えながらも真弓は真弓に変わりなく、自分なりの真弓を演じさせて頂きました」

――中村さんがあるインタビューで、岡田さんは『俺たちの旅』の撮影時は高校生だったので、みんなでご飯に行ったりできず残念だったと話していました。今回、共演者やスタッフの方々とそのような機会はありましたか。

「食事には今回も行けなくて残念でしたけど、撮影現場では、昔話に花が咲き楽しい日々でした」

■真の友人を持っていたら、きっと淋しい老後では終わらない

――「俺たちの旅」シリーズで、岡田さんの撮影現場での最大のハプニングはどのようなことでしたでしょうか。

「最初に『五十年目の俺たちの旅』の台本を頂いた時ですかねぇ~」

――「俺たちの旅」では、真弓とカースケとの映画『ジョーズ』&遊園地&高級ディナーデートが名シーンとして伝説に残っています。

それから50年後の今、もし岡田さんがプライベートで気になる方とデートするなら、どこへ行ってみたいですか。

「白髪の素敵な方と、常夏のハワイでお散歩!(笑)」

中村、田中、秋野、岡田の4人は昨秋から全国で始まった『俺たちの旅スペシャルコンサート』にも出演している。岡田はそこで劇中にも使用された『青春の坂道』を生歌で披露している。

――歌う上で、当時と変えている点や気をつけている点はありますか。

「上手く歌おうと思うと緊張するので、下手なりに楽しもうと思ってやらせていただいています」

――今後、歌手として『青春の坂道』をテレビの歌番組などで歌われる可能性はありますでしょうか。

「オファーがないと思います(笑)」

――最新作『五十年目の俺たちの旅』に関して、岡田さんからメッセージをお願いいたします。

「兄役の田中健さんが『人生最後になって、本当にやりたい事は何か、考えた事はあるか』と言う台詞がありますが、真弓も兄のように真の友達をもっていたら、真弓の切なさも分かち合えたと思います。

この映画のように、人生の最後に思うことは、真の友人を持っていたら、きっと淋しい老後では終わらない筈だと私も思いました。皆様も、この映画でそんな何かを感じていただけたらと思います」

2月12日に67歳の誕生日を迎える岡田。最後に今年1年、挑戦したいことを聞いた。

「やっぱり健康第一ですね。今までは一日7000歩が目標でしたが、今年は8000歩に延ばしたいと思います」

【PROFILE】

岡田奈々

1959年2月12日生まれ。

‘74年、グリコアーモンドチョコレートでCMデビュー。‘75年ドラマ『俺たちの旅』で人気に。同年、『ひとりごと』で歌手デビュー。’76年に映画『青春の構図』で主演以降、歌手、女優として多くの映画、ドラマ、CMに出演。芸能生活50周年を記念した最後の写真集BOX『岡田奈々 LAST MESSAGE』が好評発売中。

編集部おすすめ