通常国会(1月23日召集予定)で衆院が解散される可能性があることが報じられ、政局をめぐる動きが慌ただしくなる中、大阪に大きな動きが――。

1月13日、吉村洋文府知事(50)と大阪市の横山英幸市長(44)が近く辞職し、次期衆院選に合わせて出直し選挙に臨む意向を固めたことが報じられたのだ。

読売テレビによると「大阪都構想」実現に向けて選挙で民意を問うためだという。

この日の会見で、吉村氏は衆院解散に伴う自身の出直し選について「熟考する」とコメント。これまで二度の住民投票で否決された都構想について、三度目の挑戦のためには「民主的なプロセスが必要」との考えを示していた。

大阪市を廃止し、特別区に再編する大阪都構想。実現に意欲を燃やす吉村知事だが、先述の通り’15年、’20年に二度の住民投票で否決されており、吉村氏は二度目の否決後の会見で「政治家として大阪都構想に挑戦することはもうない」「僕たちが掲げてきた大阪都構想はやはり間違っていたと思う」ときっぱり宣言していたのだが……。

「二度目の否決を受けた会見では、目にうっすら涙をためて都構想との“決別”を宣言していた吉村氏ですが、以降もたびたび三度目の住民投票に言及してきました。’23年の知事選で再選を果たした際には、“都構想の看板を下ろしていない”などとコメントしたほか、昨年9月にも“三度目の住民投票は必要だと思う”と発言しています。

吉村氏が代表を務める日本維新の会は、自民党との連立を組む中で『副首都構想』の法案成立を重要視していますが、これ自体“大阪都構想ありき”といった批判も根強い。きたる出直し選で白黒つけたいのでしょうが、二度も住民投票で振り回されている手前、市民の反発は大きいでしょう」(在阪記者)

実際、Xでは住民投票が二度否決されたことや、吉村氏がかつて「都構想に挑戦することはない」と宣言していたことを受け、出直し選に向けた意向について、こんな声が上がっている。

《大阪は府民、市民のものであり、維新のものではない。いい加減にしてほしい。2度も否決された「都構想」の住民投票なのに勝つまでジャンケンにもほどがある。


《大阪都構想について過去に行った2回の住民投票は何だったんだろ?通るまでやるの?それって民意って言うの?》
《民主的プロセスが必要だ→既に2度も選挙で住民に否定されている。吉村洋文自身も二度目が終わった時に、二度と都構想はやらないと名言をしている》(原文ママ)

民意を問うと前のめりな吉村氏。現在は維新所属議員の「国保逃れ」の責任を問われている身でもあるが、“出直し”の争点にこの問題も含まれているのだろうか。

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