関西ローカルの人気番組『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の1月23日放送回が波紋を広げていて――。同番組は、視聴者から寄せられる依頼を出演者である“探偵”たちが調査・解決するバラエティ番組。

問題となったのは、広島に住む小学6年生の長男からの依頼だった。

「共稼ぎの両親に代わって6人きょうだいの世話をしている長男を“探偵”の霜降り明星・せいやさん(33)がサポートするという内容でした。VTRに入る前、増田沙織アナ(29)によって、“同級生は自由に遊んでいてうらやましい”“1日だけでもいいので次男になりたい”という長男の切実なメッセージが読み上げられました」(テレビ誌ライター)

VTRでは、せいやが依頼者の自宅を訪れ、両親不在のなか下のきょうだいたちのおむつ替えや食事の準備をこなした。

「せいやさんが12歳の長男を抱っこするという微笑ましいシーンも。さらに、番組のサプライズでバスケットゴールをプレゼントし、長男は子供らしい笑顔を見せるなど、全体的には心温まる内容でした」(前出・テレビ誌ライター)

だが、放送直後から、SNSでは依頼者の両親に批判が集り、ABCテレビが異例の声明を出す事態に。「VTRの“締め”の演出が引っかかった」と話すのは、テレビ局関係者。

「せいやさんとスタッフが依頼者の自宅から撤収する場面。自宅内のマイクがまだオフになっていないという設定で、母親が“〇〇(長男の名前)、米炊いて!7合!”という声が響き渡ってコーナーが終わったのです。

制作側としては、長男は再び日常に戻っていく……という余韻を残したかったのかもしれません。ただ、せいやさんの『まだ大人になるなよ』という温かい言葉の直後、“米炊いて”というあ母親のあまりにも対照的な言葉をあえてクローズアップしたことで、番組側の予想を遥かに超える反発を招いてしまった」(前出・テレビ局関係者)

X上でもこの演出に賛否の声が上がっていて、

《テレビ局が意図的に面白くするために、これでVTRを締めたから余計炎上したのでは?》
《今回の探偵ナイトスクープではVTRの最後にドアを閉めるせいやの後に室内から聞こえる「米炊いてー!!?7合!!」とヒドい母親像をサブリミナル効果的に演出しているのは制作スタッフです。更に言うと編集スタッフです。》
《「米炊いて!7合!」をどういう意図で入れたかよなぁ…》

そんななか26日、ABCテレビが再び声明を発表し、謝罪した。

同声明で、最後の母親のセリフ「米炊いて!7合!」と、父親が乳幼児を残して外出することは《番組の編集・構成上の演出》だったと認め、さらには依頼文にも手を加えていたとも。

番組で読み上げられた依頼文の一部「正直、長男やるの疲れました。生まれてから長男しかやったことがないので一日だけでもいいので次男になりたいです。探偵さん、ぼくの代わりに長男やってくれませんか?」は、《取材・制作の過程において、依頼原文の主旨をもとに番組側とご家族で内容を確認・相談したうえで、放送用に構成・改稿した》というのだ。

前出のテレビ局関係者は、ため息交じりでこう話す。

「依頼文の改ざんという“演出”は度を超えていて、“ヤラセ”とも言えるレベルではないでしょうか。SNSで“ヤングケアラー”だと両親に批判が集まったのも、長男の悲痛な叫びがあったからこそ。視聴者からのお便りで成立している番組ですので、この改ざんは残念でなりませんね……」

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