1月27日に衆院選が公示され、与野党の党首が各地で第一声のマイクを握った。自民党の高市早苗総裁(64)、国民民主党の玉木雄一郎代表(56)をはじめ、多くが東京などの都市部を選ぶなか、青森県・弘前市に乗り込んだのが、中道改革連合の野田佳彦共同代表(68)だ。

’90年2月以来、36年ぶりに行われる真冬の国政選挙。特に大雪が降る地域では、有権者の投票行動に大きな影響が出る可能性もあるため、高市氏の衆院解散の時期をめぐって一部では否定的な意見も相次いでいた。

そんななか、弘前駅の東側に位置する百貨店の前で第一声を上げた野田氏は、同地で選挙を迎える関係者、有権者をこう労った。

「弘前では、普通は620カ所ほどポスター掲示板があるそうです。今回は97カ所になったそうですね。たくさん雪が降ってるから、ポスターの設置が大変だそうです。貼りに行く人たちも今回は大変ですよね。だけど、もっと大変な人たちがいるんじゃないですか。有権者の皆さんじゃないですか。こんな雪だらけの難路を歩きながら、投票所に行くお年を召した方も、障がいを持つ方にとっても、これはとても大変なことじゃないですか!」

この日は、積雪が約1メートルに達していた弘前。野田氏の演説に集まっていた聴衆はもちろん、野田氏本人も、スーツの上から白のロングダウンコート、黒い手袋という防寒装備でマイクを握っていた。

そんな野田氏に、アドバイスを与えた“大物”が。

それは、俳優の武田鉄矢(76)だ。武田は28日放送の情報番組『サン!シャイン』(フジテレビ系)で、各地で第一声に臨んだ与野党党首たちの姿について、「一種の演劇性を帯びまして。お芝居、ドラマの始まりを見ているような気がしました」とコメント。

続けて、「ドラマの目で見ると分かりやすいのではないか」と切り出し、野田氏の装いについて、真剣な面持ちでこう語ったのだ。

「小道具なんかをよく見てみると、性格が出ていると思うんですが、寒いところでマイクを握るんだったら、手袋がない方が必死さが伝わってくるんじゃないですかね。そんな見方をしていただくと、個性がよくわかると思うんです」

俳優らしい観点の解説に、MCの谷原章介(53)など他の出演者からは「なるほど」と感嘆の声が漏れていたが……。Xでは、あえて手袋を外す行為と政治家の評価は無関係だとして、以下のような疑問の声が上がっている。

《意味不明 薄着と必死さがなんで繋がるの?》
《手袋をしていると熱が伝わらない、という感覚がわかりません。金八先生は昭和の根性論者なんですね》
《武田鉄矢が雪国でマイク持つなら 手袋は外した方がいいって言ってたけど寒いだろ こういう昭和感が嫌いなんだよ》
《武田鉄矢氏いかにも北国をわかっていないコメント。手袋しないのは雪国の人からしたら、冬を舐めてるのか?って思うし、そんな演出で騙されるほどバカではない》

火曜日、水曜日のスペシャルキャスターとして同番組に出演している武田。担当している視聴者の悩み相談コーナー「お悩み“生”相談!困っTEL」などが人気を博すいっぽう、過去にも政治に関する話題で波紋を呼んだことがあった。

「昨年10月、高市氏が日本初の女性首相に選ばれた当時の放送でした。

武田さんは高市首相誕生の瞬間をテレビ中継で見て涙したことを告白。そして、高市氏を『卑弥呼』になぞらえて『女性が先頭に立ったほうが、危機的なピンチを日本は歴史の中で何度も乗り越えてきている』と評価し、『上手くいくように合掌しました。私にとっては信仰の対象のようなもの』と発言したんです。これにはMCの谷原さんも『まぁまぁ』と手の平を下げるようなジェスチャーでクールダウンを促し、SNSで武田さんが高市氏を“神格化している”として批判が起こっていました」(WEBメディア記者)

今年3月末での放送終了が取り沙汰されている『サン!シャイン』。以降、武田に政治を語る場所は用意されているのだろうか。

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