東京の中心部でありながら豊かな自然が広がる皇居。その皇居で、鳥類の研究を長年続けているのが、公益財団法人「山階鳥類研究所」である。

1月31日、朝日新聞が60年にわたる研究所の調査内容について報じた。

記事によると、途中、国立科学博物館が調査を担当していた時期も含め、皇居での調査方法は60年間ほぼ同じままだという。一般立ち入りの禁止エリアで月に1回、4キロほどの道のりを2~3人がほぼ同じ時刻、同じペースで歩き、鳥類の種と数を記録していく。そして、この調査には現在も、天皇陛下と秋篠宮さまの妹である黒田清子さんが参加しているというのだ。

「山階鳥類研究所は創設当時から皇室とゆかりが深く、現在は秋篠宮さまが総裁を務められています。幼いころから動物好きの清子さんは、ご結婚前には非常勤職員として週に2回、13年間にわたってこちらに勤めていました。ご結婚に伴い2005年に退職しましたが、その後も“できる範囲で鳥類の研究は続けていきたい”と、フェローとして調査に参加しているそうです」(皇室担当記者)

山階鳥類研究所の学術雑誌に掲載された『2013年7月から2017年5月までの皇居の鳥類相』、そして『2017年6月から2023年3月までの皇居の鳥類相』という報告書には、筆頭筆者として清子さんの名前がある。宮内庁関係者はこう語る。

「清子さんは、報告書に先立つ調査で、月に一度のペースで皇居に足を運び続けていたようです。また平成の御代では、そうした調査のたびに御所に寄り、上皇ご夫妻にお会いになっていました。

今でもご都合が合えば、御所に寄り、天皇陛下や雅子さま、愛子さまとお話しになることもあると聞いています。もとより2017年6月から伊勢神宮の祭主を務めているので、数カ月おきにはなりますが、大きな祭事があるたびに、清子さんは御所に参内し、陛下に報告をしています」

民間人になってからも、ご家族の絆を大切にし、皇室にとって重要な役割を果たし続けている黒田清子さん。

その存在は天皇ご一家にとっても大きな支えになっているようだ――。

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