「米倉さんの登壇が最終的に決まったのは、イベント開催の約1週間前。不起訴にはなりましたが、本人は最後まで迷っていたそうです。

約半年ぶりの表舞台ですからね。“壇上でどう振る舞えばいいのか”と怖さを感じたといいます。それでも“今後も俳優として活動していくためには避けて通れないのでは”と関係者から何度も説得されて決断したと聞いています」(制作関係者)

米倉涼子(50)が2月10日、都内で行われた映画『エンジェルフライト THE MOVIE』(Amazon Prime Video)の完成披露試写会に登壇した。全国紙記者は言う。

「昨年10月、米倉さんは『週刊文春』で、関東信越厚生局麻薬取締部から家宅捜索されたと報じられました。その少し前から彼女は複数の仕事を辞退していたのです。同年12月26日に彼女は自らの公式サイトで《私の自宅に捜査機関が入りましたことは事実です》と認めたうえで《今後も捜査には協力して参りますが、これまでの協力により、一区切りついたと認識しております》とつづっていました。

さらに今年1月20日には、米倉さんが麻薬取締法違反などの疑いで書類送検されていたとフジテレビが報じました。その10日後の30日、東京地検は不起訴処分とすると発表。翌31日、彼女は自らの公式サイトでコメントを発表し、騒動を謝罪。あわせて“弁護士からの指導を踏まえ、この件について、自らの説明は差し控える”と宣言したのです」

この日のイベントで米倉は、

「本日こうやって立たせていただいているのもファンの方々の熱い思いと、すべての関係者の手厚いサポートのおかげでここにいられることを感謝しています」

と挨拶。共演の遠藤憲一(64)から「よかったね、涼子ちゃん」と肩をたたかれると涙を見せる一幕が。

さらに遠藤から「大丈夫? こんなに緊張してるの初めて見たよ。頑張って来たね、今日」と励まされた米倉は「緊張しています。一生懸命立ってます」と前を向き笑顔を見せていたが……。米倉の知人は、彼女の涙の背景をこう説明する。

「実は米倉さんのお母さんが、家宅捜索に大きなショックを受けていたそうなんです。もともとお母さんは、アルゼンチン人ダンサーのゴンサロ・クエッショ氏との交際について懸念を示していたとか。そんななか家宅捜索されたと聞き、娘さんを心配するあまり、心労がたたってダウンしてしまったといいます。そのため米倉さんは活動自粛期間中、お母さんの家で看護につとめていたと聞いています」

本誌は’20年5月5日号で、米倉が27年間在籍した大手芸能事務所から独立し、同年4月に個人事務所を立ち上げた際、実母を取締役に迎えていることを報じた。

米倉を知る芸能関係者によれば、実母は彼女の“いちばんのよき理解者”だと語る。

「彼女は以前から、どんなに忙しくても“母の日にはお母さんのところで過ごす”と話すほど、お母さんを大切にしていました。彼女は’05年にお父さんを肺がんで亡くしています。その後はお母さんが心のよりどころでした。

お母さんは物事をハッキリ言う性格らしく、“相談するとスパッと決断してくれる”と米倉さんが笑顔で言っていたことがあります。彼女が決断に迷ったときは“最初に思ったことを貫き通しなさい”とお母さんからアドバイスを受けていたといいます」

《母はエンディングノートを書いている》

’12年、米倉がNYでミュージカル『シカゴ』の主演としてブロードウェイデビューした際、母親は客席で観劇。取材陣に対し涙を浮かべて米倉の父の写真を2人で持参していたことを明かしていた。

また米倉は’19年に低髄液圧症候群を患っていると公表。’22年にも急性腰痛症および仙腸関節障害による運動機能障害のため主演ミュージカルを降板している。前出の芸能関係者は続ける。

「役員を務めるお母さんは米倉さんに仕事の具体的な内容について言及することはほとんどなかったそうです。ただ、『具合が悪いなか、無理して仕事はしないでね』と米倉さんに繰り返し伝え、体調を気遣っていたといいます」

米倉は’20年の取材で当時70歳になる母親についてこう語っている。

《母は、父の介護を経験して思うところがあったのでしょう。エンディングノートを書いているようです。私や弟のお荷物になりたくないなんて言っています。そして新しい趣味を持つと宣言して、タップダンスを始めたり、フルートを習ったり……。

どうやら私の挑戦気質は母ゆずり。年々、母に似てきたなあと思うことが増えてきましたね。母が電話で誰かと話しているのを見て思ったんです。このうるさい感じ、遺伝だったのかって。(笑)》(『婦人公論』(’20年11月10日号)

母娘2人で築いた新会社。しかし、俳優と慣れない社長業の“二刀流”は、米倉には大きなプレッシャーにもなっていたようだ。

「’23年の夏に米倉さんは事務所業務を円滑にするべく、74歳の“企業再生のプロ”を新たに取締役に就任させました。しかし、その4カ月後に彼は急逝。特に同世代だったお母さんはショックを受けていました」(前出・制作関係者)

前出の米倉の知人も言う。

「お母さんは持病を抱える米倉さんが人一倍頑張る姿を見ていただけに、彼女の恋人が引き起こした予期せぬ家宅捜索に、かつてない衝撃を受けたのでしょう。米倉さんも“もう母親には迷惑をかけたくない”と痛感したといいます。

ただ、これまで彼女をサポートしていた木下グループは今回の件には困惑を隠せないようで、彼女は今後について関係各所に意見を求めているそうです」

自らを心配する母親への思いからの“号泣”登壇は、完全復活への第一歩となるのか。

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