2月23日、皇居・宮殿前で天皇誕生日の一般参賀が行われる。それに先立ち、宮内庁が警備対策を強化すると報じられた。
「事の発端は1月2日、新年一般参賀での出来事です。皇室の方々が宮殿のベランダに立たれるなか、前列にいた男性が奇声を上げながら突然裸になり、最前列に設置された柵をくぐり抜けたところで、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕される事件が起こりました。
男は同月26日に不起訴になりましたが、皇宮警察本部と宮内庁はこの事件を受け、対策を検討してきました。その結果、警備にあたる護衛官を数十人増やしたり、私服の護衛官を参賀者の中に配置、さらには柵の下にネットを張り、くぐり抜けられないようにするなどの対策を講じる方針が決まりました」(皇室担当記者)
事件発生からわずか2カ月弱。この短期間で防止策をまとめることの難しさに、幹部や警備担当者らも頭を抱えていたと、宮内庁関係者は明かす。
「これまで最前列に設置されていた柵は四角い鉄製のもので、簡単にくぐることができてしまいます。この柵を変えない限り、同様の事件は防げません。しかし宮内庁には新たに柵を購入するほどの予算がなかったのです。
天皇誕生日の一般参賀では、あくまで一時的な対応として、柵の下にネットを張ることになりましたが、まさに“苦肉の策”だったわけです。また現場で警戒する護衛官を増やしすぎても、祝賀の雰囲気を損ねてしまうため、数十人の増加にとどまっています」
元々、一般参賀では手荷物検査と金属探知機による厳重なセキュリティチェックが行われているが――。
「どれほど警戒していても、突然服を脱がれるなど、対策が難しいケースは他にも出てくるでしょう。だからこそ、今回の対策には宮内庁や皇警も苦慮していたといえます。
天皇陛下や雅子さまをはじめ皇室の方々と国民が安心して繋がれる場が、しっかりと守られることを祈るばかりだ。
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