※この記事ではドラマ本編の内容に触れています。

髙石あかり(23)がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』。

明治時代を舞台に、怪談を愛する没落士族の娘・松野トキ(髙石)と外国人英語教師のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)夫妻の日常を描いた物語だ。

2月16日から「熊本編」に突入したが、岡部たかし(53)演じるトキの父・司之介の“トンデモ行動”に衝撃が広がっている。

熊本の生活に慣れてきたものの、暇を持て余していた司之介。17日の放送回ではこっそり家の金庫から大金を持ち出し、「小豆相場」に手を出すシーンがあった。

喫茶店で商売人・荒金九州男(夙川アトム)と落ち合い、司之介は大金を包んだ風呂敷を広げて「家の金に加え、金貸しでも借りてまいった」と託す。荒金も「うまか具合に突っ込んで、うまか具合にアンタを大金持ちにしたるけん」と意気込み、「わしの読みではもうじき小豆が跳ね上がる」「小豆が金に大化けするばい」と断言。不穏なBGMが流れるなか、2人の怪しげなやりとりが交わされたのだった。

司之介がとったまさかの行動に、Xでは《松野司之介、おちょやんのテルヲに匹敵するクズ親父やなぁ》《最低すぎる》《司之介~!! またか、朝ドラ名物のクズ親父展開》と悲鳴が続々(すべて原文ママ)。

こうした声が上がるのも無理はない。あるテレビ誌ライターは言う。

「司之介は松江藩の上級武士でしたが、明治に入ってから生活が困窮しはじめました。松江編ではウサギを増やして高値で売る商売に手を出したのですが、あえなく失敗。

大きな借金を抱えることになり、トキは高給だったヘブンの女中として働くことを決断し、家族を養っていたのです。しかも熊本編で司之介が家から持ち出した大金は、ヘブンが稼いだお金。トキが結婚して以来、司之介もヘブンに養ってもらっているだけに朝ドラファンは騒然としたようです」

ヒロインを困らせる父はといえば、『スカーレット』(’19年後期)で北村一輝(56)が演じた川原常治、『おちょやん』(’20年後期)でトータス松本(59)が演じた竹井テルヲなど過去作品でもたびたび登場してきた。司之介も“クズ親父”の仲間入りを果たしたかたちだが、運の良さで最悪の事態は回避できたようだ。

18日の放送回では、荒金に預けていた金が何倍にもなって返ってくるという意外な展開に。ところが司之介は「違う!」と声を荒げ、「なして……なして増えるんじゃ!」と憤慨。そしてこう、訴えたのだった。

「増えたらいけんのじゃ。金を全て失って、大借金を抱えてどん底に落ちる。そげして、昔、長屋におった時のようなヒリヒリとした、尻に火がついた張り合いのある暮らし送ろうと思って、お主に託したというのに」

張り合いのある生活を取り戻すため、「借金させちょくれ」とまで泣きついていた司之介。本編では家族にばれて謝罪し、一件落着となった。視聴者をあっと驚かせる急転直下の展開に、Xでは驚く声や安堵する声が広がっている。

《司之介の願望が斜め上過ぎてひっくり返った》
《司之介の悪行騒ぎたった一日で終わってよかったwwwせっかく金増やしたのに怒られる荒金可哀想www》
《やられた!ほんまに視聴者裏切られまくりで最高 司之介の破滅願望がことごとく裏目に出る 荒金さん悪者じゃなかった!》(すべて原文ママ)

手に汗握るドタバタ劇だったが、脚本の意外性に一本取られたようだ。

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