メガバンクが新規口座開設キャンペーンに力を入れています。

三菱UFJ銀行は、新規口座開設と口座残高により現金3万円がもらえるキャンペーンを実施中です。

条件は2つ。1.アプリから新規口座を開設し、翌月末に口座残高が1万円以上なら2千円を、(2)翌月末の口座残高が15万円以上ならさらに2万8千円をプレゼント。両方をクリアすれば計3万円が口座に振り込まれます。もらえるのが現金という点も◎ですね。

三井住友銀行は最大6万7千600円相当のポイントプレゼントを掲げています。まずは、アプリで口座開設と10万円以上の一括入金で1万5千円相当のVポイントがもらえます。また、アプリを搭載したスマホで1度タッチ決済を行うと5千ポイント、合計2万ポイントがもらえます。最大金額には、SBI証券デビューや外貨預金など全条件のクリアが必要です。

みずほ銀行は口座開設でみずほポイントを1万ポイントもらえます。口座開設もOKで、ネットが苦手な人は助かるでしょう。ほか給与の受取口座指定などを合わせて最大4万ポイントです。みずほポイントは楽天ポイントやPayPayポイントなどに交換できます。

こうした高額のキャンペーンは、実は新しい動きです。昨シーズンの三菱UFJ銀行は「口座開設とプリペイドカードへのチャージで20パーセントを還元。最大1万円」でした。三井住友銀行もみずほ銀行も進呈ポイントを増額していて、昨シーズンからの変化を感じます。

■投資が怖い人は安全で高金利な定期預金を探そう

変化の根底にあるのは金利の上昇です。そもそも銀行は顧客から預金を集め、その資金で国債を買います。国債の金利は長くゼロに近い状態が続いていましたが、最近は2%以上に上がってきました。

メガバンクの預金金利は今、普通預金で0.3%、10年定期で0.9%です。銀行は預金者にこれらの利息を払いますが、預かったお金で国債を買えば約2%の利息が手に入ります。この差「利ざや」が銀行の収益です。魅力的なキャンペーンは、銀行の収益拡大をねらって組まれているのです。

今後、銀行は企業への資金貸しを増やすでしょう。

国債の金利より高利率で貸し出せばもっと儲かるからです。“金利のある世界”で銀行が本来の営業スタイルに戻り、じわじわとですが預金金利も上がっていきます。メガバンクの定期預金金利が1%を超える日もそのうち訪れるでしょう。

いっぽう、最近はNISAが人気で投資が身近になりました。株高の恩恵を受けている人もいるでしょう。ただし、投資は自己責任。よくわからないままのチャレンジが危険なことは変わりません。

「投資が怖い」人は安心安全で高利率な定期預金を探す手も出てきました。年金受取口座の指定などで金利を上げる銀行もあります。

まずは、自分の預金金利や投資の利回りなど、現状を確認することから始めてみませんか。

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