歴史的大勝利を収めた2月8日投開票の衆院選により、316議席を獲得することとなった自民党。その当選した自民党の全議員に対し、高市早苗首相(64)が「当選祝い」として“高額カタログギフト”を送ったことが24日『文春オンライン』はじめ複数のメディアで報じられ、波紋を呼んでいる。

高市氏は24日には自身のXで同問題を認めるコメントを投稿。自身が支部長を務める奈良県第二選挙区支部からの寄付だと説明し、経緯については《議員としての活動に役立つものをと思いましたが、一人一人に適当な品物を選ぶ時間もなく、事務所での応接や会議、日常業務に使えるものなど、政治活動に役立つものを各議員のご判断で選んでいただこうと思い、カタログギフトを差し上げることとしました》と明かした。さらに25日の参院本会議では、高市氏はカタログギフトの価格は約3万円で、315人に配ったことを認めた。

「国民の怒りを買うのは当たり前」と語るのは、ある全国紙政治部記者。

「政治資金規正法では個人から政治家への金銭などの寄付は原則禁止されていますが、高市氏は国会で、“政党支部から議員個人への寄付として法令上に問題はない”と主張していました。ですが昨年3月には、石破茂元首相(69)が懇親会に参加した新人議員に対して、ポケットマネーで10万円分相当の商品券を配っていたことが問題視され、党内からも批判の声が噴出したばかり。

“違法性はない”とはいえ、再び“政治とカネの問題”が引き起こされたとして、野党側からは25日の参院本会議で立憲民主党の田名部匡代幹事長(56)に追求を受けるなど、国会審議への影響が考えられます」(前出・全国紙政治部記者)

そんななか“カタログギフト”問題に巻き込まれた自民党の議員が……。

栃木1区で当選15回のベテラン・船田元衆院議員(71)は26日、自身のフェイスブックに《【高市総理のカタログギフトのコメントについて】》と題した内容を投稿する形で、

《本日の本会議の直前にTBSの抜き打ち取材があり、高市総理の自民党当選者へのカタログギフトについて質問され、その場面がテレビで報道されています。》とテレビ取材を受けたことを報告したうえで、《報道の中身は「良いかどうか分からない。まあ世間常識ではないか」となっていますが、私からは「タイミングが良くない」と述べた部分が切られており、またその金額も一般的なカタログギフトが1万円か、せいぜい1万5千円で、「世間常識」と反応してしまいました。》と自身の意図と異なる形で放映されてしまったと述べた。

さらに《その後確認したところ、3万数千円であることが判明し、この金額は流石に「世間常識」ではないと思いました。

不確かな状況でインタビューに応じてしまったことを反省するとともに、あらためて「世間常識の金額ではない」と発言を訂正いたします。》と続け、カタログギフトが“1万円か、せいぜい1万5千円ならば世間常識の範囲内”だが、“約3万円という金額であれば世間常識ではない”とした。

船田氏はSNSでテレビでの発言を訂正したわけだが、同投稿のコメント欄には一般ユーザーからのツッコミが続出することに。

《3万円か1.5万円か そんな些細な差異で世間の常識って変わるのか?》
《まず、金額の問題で常識・非常識という判断がまず、そもそも世間・国民の苦しみを理解していらっしゃらないと思われます。》
《当選祝いに胡蝶蘭を贈れば三万円はかかります。高いからと言う風潮はどうしたものかと思います。》
《では石破茂の10万円は論外に高額ですね?今から騒ぎますか??》
《額とか違法性があるとかじゃないですよー》
(すべて原文ママ)

「高市氏のカタログギフト問題を擁護するコメントから、“世間常識ではない”と非難するという真逆の主張になるとは……。どんな状況であれ、議員は自分の発言に責任を持つべきものです。簡単に翻すくらいなら、迂闊に発言すべきではなかった」(前出・政治部記者)

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