2026年の冬ドラマは、“噛めば噛むほど味が出る”良作揃い。回を重ねるごとに、どんどん引き込まれていくような作品ばかりで、目の肥えたドラマ好きも満足できるラインナップです。

一方で、途中で脱落してしまう作品もちらほら……。

そこで、今期の「予想以上に面白かった作品」と「つまらなくて期待を裏切られた作品」について、毎クール全ドラマをチェックしている『女性自身』のドラマ好きライターたちが忖度ナシの本音で語り合った。

★ メンバー紹介
レッド(40代)
ブルー(30代)
イエロー(20代)

● 予想以上に面白かったドラマ

1. 『東京P.D. 警視庁広報2係』(フジテレビ系)

レッド:今季は『東京P.D. 警視庁広報2係』が予想以上に面白くて、びっくりしちゃった!骨太のドラマだし、脚本もけっこう攻めてるんだよね。

ブルー:わかります!1、2話が警察の隠蔽体質とか、情報操作の話で「こんなにはっきり描いちゃっていいんだ……!」って、心をつかまれました。2話の最後で、利重剛(63)が演じる理事官が、自分のキャリアと引き換えに真実を暴露して去っていくシーンは、思わず泣きそうになりましたもん。

イエロー:警視庁の広報って、どんな仕事をしているか想像もつかなかったし、「どこにドラマが生まれるんだろう……?」と懐疑的だったんですが、かなり奥深い物語になっていますよね。社会派なテーマもうまく取り扱っている印象です。

レッド:これ、脚本がライターズルーム方式(複数の脚本家が集まり、ストーリーや構成を共同で執筆するシステム)なんだよ。だから、海外ドラマみたいな“質の高さ”を感じられるのかも。

ブルー:正直、福士蒼汰(32)が主演のドラマって、アタリ作品が少ないイメージで……(笑)。「今回も微妙なのかな」って、ぜんぜんマークしてなかったのに、どんどん引き込まれちゃってます。

レッド:福士蒼汰が“イケメンぶり”をあえて前面に出さず、演技力で勝負してるのがいいのかも。

3、4話で犯人役だったtimeleszの猪俣周杜(24)の演技もすごくよかったな。賛否が分かれる実名報道についても、「世間の関心を薄れさせないため」っていう意義があることを、改めて知ることができたし。

イエロー:面白いうえに、いろいろと考えさせられるドラマですよね。後半戦では、どんなテーマを扱っていくのか、さらに楽しみです。

2. 『DREAM STAGE』(TBS系)

ブルー:『DREAM STAGE』も、見始めるとけっこうハマりますよ!私はアイドル好きなので、毎回しっかりパフォーマンスシーンがあることにテンションが上がってます。

レッド:正直、「“共感性羞恥”系のドラマになるんじゃ……」って不安だったけど、実際は人間関係をしっかり描いた話で面白いよね。中村倫也(39)演じるプロデューサーが仕掛ける奇策も、意外とリアリティがあってさ。

イエロー:こういう「イケメンいっぱい集めました!」ってドラマ、失敗しがちですからね……(笑)。

ブルー:『DREAM STAGE』は、若い男の子たちが頑張ってる姿を見られるうえに、珍しく青春ドラマとしても楽しめる作品なんですよ。

レッド:韓国人俳優も、しっかりキャリアのある人が出演してるしね。『虎に翼』(NHK)で注目された、ハ・ヨンス(35)が演じる事務所社長も、ぶっ飛んでて良いキャラクター。中村倫也と元恋人同士ならではの掛け合いをするシーンが好きだな。

ブルー:それに、ちょっとした役で出てくるゲストがすごく豪華なんですよ!M!LKの佐野勇斗(27)が本人役で出演したり。毎回、誰がどんな役で出てくるのかっていう楽しみ方もあります。

イエロー:視聴率がふるわないのは、イメージで損をしているせいかもしれないですね。実際に見たらハマる人も多そうです!

● つまらなくて期待を裏切られたドラマ

1. 『ヤンドク !』(フジテレビ系)

ブルー:期待を裏切られたというか、ある意味予想通りだったのが『ヤンドク!』。橋本環奈(27)が主演のお仕事モノってこんな感じだよねって。

レッド:脚本が根本ノンジなんだけど、朝ドラの『おにぎり』(NHK)コンビなんだよね。『おにぎり』も、だいぶ苦戦してた印象。

ブルー:しかも朝ドラは“ギャル”で、今度は“元ヤン”ですよ(笑)。

イエロー:根本ノンジは今期、『パンダより恋が苦手な私たち』(日本テレビ系)の脚本も担当してますよね。

レッド:そっちは、けっこう面白いんだけどね。原作があると強い脚本家なのかも。橋本環奈はコメディエンヌとしては一流だけど、いい意味でも悪い意味でも、本人のイメージが強すぎる気がする。

今後、どうやって等身大の女性を演じられるようになっていくかが、勝負なんじゃないかな。

ブルー:手術シーンは、家族で見られるようにって配慮なんでしょうけど、ポップなイラストを使って表現していて。でも、最近の視聴者は配信系のドラマで、エグいシーンにも慣れちゃってるじゃないですか。ちょっと物足りなく感じるんですよね。

イエロー:もしかしたら、地上波で医療モノをやること自体、切り口が難しい時代なのかもしれないですね……!

2. 『おコメの女−国税局資料調査課・雑国室−』(テレビ朝日系)

レッド:『おコメの女−国税局資料調査課・雑国室−』も、松嶋菜々子(52)が9年ぶりのドラマ主演って盛り上がってたわりに期待ハズレだったかも。

ブルー:お仕事モノだけど、いまひとつ共感できないんですよね。調査の方法とかキャラクター設定とか、あんまりリアリティがない気がして。

イエロー:“明示の承諾”が必要なのはわかるんですけど、脱税してる人があんなに簡単に調査に協力するわけないし、同意までの持っていき方が強引すぎる気がします。

レッド:毎回ストーリーラインも似てるしね。チームがそれぞれの得意分野をいかして“敵”を倒すっていう。クライマックスにかけて、松嶋菜々子の父親役の寺尾聰(78)が暗躍したり、国政が絡んできたりして、ちょっと持ち直してきた感じもあるけど……。

イエロー:「子どもの認知をしてないと養育費に贈与税がかかる」みたいな、税金制度の知識が増えるのはありがたいです。

ブルー:序盤が盛り上がりに欠けてたから、早々に離脱した人は多そうですよね。

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