3月4日公示で党首選が行われる社民党は、現在の福島瑞穂党首(70)が立候補の意向を示していたが、ここにきて“新たな立候補者”が登場した。3日、自身の事務所のXに動画を投稿し、党首選への立候補を表明したのはラサール石井副党首(70)。

投稿された動画で「私は議員になって半年ですけれども」と前置きしつつ、立候補を表明。さらに「社民党はずっと護憲・平和を訴えてきた」「もっと明るくほがらかに、前向きに皆さんに訴求する社民党にしていかなければならない」と、“現在の社民党からアップデートし、風通しの良い党にしていきたい”と語った。

社民党では13年ぶりという久々の党首選だが、注目を集めているのは“別のところ”にあるようで……。「最近の社民党は“内紛”が目立ちます」と語るのは、ある地方紙記者。

「2月の衆院選での沖縄2区の立候補者をめぐり、当時副党首だった大椿裕子氏(52)が“私は最後まで擁立に反対した。県民が何を望んでいるのか、しっかり向き合うべき”などと街頭演説で発言。社民党出馬の議員に対して疑問を投げかけたことで、社民党から謝罪と撤回を求められた大椿氏は、副党首を辞任しています。

さらに騒動は収まらず、3月1日には『琉球新報』から取材を受けた大椿氏の発言に対し、社民党は公式Xで《個人の考えは自由であるが、公の場で組織の決定に異を唱えることは副代表として問題である》と異例の声明を行っています。昨年噴出した、元社民党の新垣邦男氏(69)の“離党届が受理されなかった問題”以降、ゴタゴタが続いてしまっていますね……」(前出・地方紙記者)

問題続きの社民党を、“風通しをよくしていきたい”と語っていたラサール氏だが、自身の発言が注目を集めたことも。2月13日配信の報道番組『ABEMA Prime』(ABEMA)にゲスト出演したときのこと。

「番組の冒頭で、お笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇さん(42)は“社民党はあまりいい未来は見えない”“反権力ありきの政党で、どういうことをやりたいかが見えてこない”とバッサリ。対してラサール氏は“政権を監視し、よくないところは批判していくっていうのが野党の役割”と反論するなど、議論を繰り広げました」(WEBメディア記者)

しかし後半では、ラサール氏の飛躍した持論や誤りが松陰寺から軌道修正される場面も。

「ラサール氏が“明日、高市さんが戦争しますと言ったら、行け行け!ってなるような気がする”と述べると、松陰寺さんは即答で“戦争しようはならないですよ、誰も望んでいないです”と全否定。ラサール氏は“だって自分のとこじゃないんだよ、沖縄なんだよ”と主張しましたが、松陰寺さんは“沖縄も日本ですよ”と冷静に訂正していました。

動画のコメント欄やXでは、松陰寺さんに《心強い》《正論すぎ》などといった支持する意見が多く出ていたようです。一方、ラサール氏は論破された印象が強いですよね……」(前出・WEBメディア記者)

そんなラサール氏の出馬報道がネットニュースで報じられると、コメント欄では手厳しい声が相次いでしまった。

《正直これまでのラサール石井さんの発言を見ても良い方向には転ばないとは思います。》
《知名度がある人が党首選に出るのは話題作りとしては効果があると思います。ただ、今の社民党が抱えている問題は「イメージ」だけではなく、支持層の広がりや具体的な政策の実行力だと思います。》
《ラサール石井氏は、メディアに登場した時の発言や行動を見ていると、余りに理想論と目先の善に動きやすい方だとお見受けしました。》

「SNSではラサール氏の出馬は福島氏との党首選を盛り上げるための“出来レース”との声もあがっているようです。“執行部批判発言”の大椿氏も同日に立候補を表明して3名による争いとなり、社民党としては注目を集めることには成功したかもしれませんが、悪目立ちにならないとよいのですが……」(前出・地方紙記者)

社民党の存在意義が、改めて問われているーー。

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