3月9日、千葉県警茂原署は、茂原市で発生した女性と男性の遺体が見つかった住宅火災の司法解剖の結果を明らかにした。男性は焼死、胸に刃物のようなものが刺さっていた女性の死因は出血ショックなどだという。

この家に住む80代女性と60代男性の親子と連絡が取れなくなっており、署は身元確認を進めるとともに、無理心中などの可能性もあるとみて、捜査を進めている。

閑静な住宅街で一体何が起きたのか。3月6日に事件現場に行くと、規制線が張られ、捜査が続いていた。火災のあった木造住宅の2階部分は焼け落ち、1階の柱や壁が残るのみ。相当な火の勢いだったようだ。近隣住民が火災発生当時の様子を明かす。

「夜中に消防車のサイレンの大きな音がして、すぐ近くに止まったから、火事が起きたのかと。窓から見ると、炎がすごくて、家が燃えていて、火の粉が我が家にも降りかかってきました。燃え広がるのではと、恐怖を感じましたが、あの日は久しぶりの小雨が降っていて、それが幸いしたんですかねえ。こちらには来なかったです」

住んでいた親子の素顔とは――。

「息子さんはね。昨年まで町会の会長職をやっていて、誰もが知っていますよ。

青年部の頃も役員やっていました。事件を起こすようなタイプではありません。

私も2週間前に町会の会合で会いました。直接話はしませんでしたけれど、いつもと変わらない様子でした。あんな事件が起きるなんて。

息子さんは結婚しておらず、近くで焼き鳥専門の居酒屋を経営していました。カウンターだけの小さな店で常連さんが多い店でした。1500円あれば食って飲めて、私も一度行きました。

お母さんも温厚な人で、自宅に庭でガーデニングなどをやっていました。道ですれ違うといつも挨拶を交わしていました。長いこと住んでいましたね。ご主人はずっと前に亡くなったから、お母さんと息子さんの二人世帯でした。

あんな事件が起きるなんて、驚きましたね」

不可解な点が残る今回の事件。真相究明が待たれる。

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