’20年末の活動休止から5年。の集大成となる『ARASHI LIVE TOUR 2026「We are ARASHI」』が13日の札幌ドーム公演で幕を開けた。

嵐は5月31日をもってグループとしての活動を終了し、リーダー大野智(45)も同日付けで所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTを退所するという、嵐としては正真正銘“最後のツアー”となるのだが、“便乗”する悪質な輩の存在が波紋を呼んでいる。

全5都市を回る今回のツアーをめぐっては、活動再開発表前にファンクラブに入っていた人だけが申し込める仕組みになっており、変わらず応援していたファンを大切にする姿勢を見せていた。それでも300万人ほど会員を抱えていると言われているだけあって、チケットを入手できなかったファンも少なくなかった。

そんななか、参加できなかったファンの心理を逆手にとった“悪質商法”がツアー開始直後から早くも行われているようだ。

「客席に向かって飛ばされる、ライブの演出で使用された『銀テープ』がフリマサイトで、1000円前後から最大で4万円ほどで取引されています。ツアーロゴなどが印刷されているため”記念品”として人気です。そもそも、ライブに行けた人の中でもテープが取れる席は限られているため、貴重であることは間違いないです。

しかし、SNSでは『銀テープ』をたくさんゲットできたファンが、拾えなかったファンにあげたエピソードなども多いです。そのため、選ばれたファンしかいないはずのラストライブにもかかわらず、実質無料の『銀テープ』を高額転売することに、《嵐の顔に泥を塗る行為》《メルカリ見たら胸糞悪くなった》《嵐からの贈り物をお金に 替えるヤツらの気が知れない》などと批判があがっています」(スポーツ紙記者)

転売問題に加え、さらに深刻なのが”なりすましアカウント”だ。嵐のグループ公式Xアカウントは、認証バッジ「青バッジ」を持つ「ARASHI(@arashi5official)」のみ。

しかし今、ラストツアーの公式アカウントかのように見せる、“偽アカウント”が浮上している。

「名前に“FINAL TOUR”と入ったこのアカウントは、2月中旬ごろから始動し、別の嵐関連の偽アカウントの発信をリポストしており、3月に入ってからは会場前の写真などをアップしていました。

北海道でのツアー開幕直前になると、より活発的になり、《ついに開幕です!!長い時間待ってくれた皆さん、本当にありがとう》といった“公式風”の投稿を増やし、『公式ライブ配信』を謳った特設サイトへのURLも貼り付けて誘導しています。実際にサイトを覗くと見るからにチープな仕様で、配信を見ようとすると会員登録を求められるページに誘導され、そこでは有料のプランも用意されていました。

また、これまで公式が投稿してきた写真や動画を勝手に使っているだけでなく、公演後にはドーム内で観客を背に記念撮影したメンバー5人の集合写真をアップしたのですが、よく見ると全員の顔が“本物”と違っています。おそらく生成AIの画像生成で作ったものだと思われます。

かなり悪質性が高いのですが、巧妙に作られていることもあって、現在4.7万人(16日時点)ものフォロワーを抱えており、信じてしまっている人も一部にはいるようです」(芸能関係者)

悪質なフィッシング詐欺についてSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ)は昨年8月に、「なりすましアカウントに対する法的対応のお知らせ」と題した警告を出している。

お知らせによれば、「当社契約タレント及びグループを名乗るX(旧Twitter)上のアカウントが散見され、一部のアカウントはコンサート当日にコンサートの無料配信をうたい、クレジットカード情報の入力をうながす詐欺サイト(フィッシングサイト)に誘導している事実を確認」しており、「ファンの皆様に財産的損害を与えうる詐欺行為」であると断じている。

同社によると、発信者情報開示請求するなどして対応をとっており「今後もなりすましアカウント等の権利侵害に対して法的手続を講じていく所存」だという。

ファンの思いを逆手にとった悪質行為が一日でも早く駆逐されることを望むばかりだ。

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