あの局からアナウンサーがまた消えた……。

18日、フジテレビの勝野健アナウンサー(26)が『ぽかぽか』に出演し、同局を退社することを生報告した。

「勝野アナは12日、自身のインスタグラムを更新し、約4年間勤務していたフジテレビを退社し、3月末で出演していた『めざましテレビ』『ぽかぽか』『Live News イット!』を卒業することを発表していました。同日、同局の小澤陽子アナ(34)も自身のインスタで退社すると報告。さらには17日には、文春オンラインによってフジテレビの竹内友佳アナウンサー(37)の退社も報じられています」(スポーツ紙記者)

ここ1年で退社ドミノが止まらないフジテレビ。永島優美アナ(34)、藤本万梨乃アナ(30)など、文春報道の竹内アナも含めると、その数は8人にものぼる――。

「キー局のアナ独立ブームがきている」と話すのは、テレビ局関係者だ。

TBSは『サンデージャポン』のアシスタントを務めた良原安美アナ(30)が昨年12月に退社し、日本テレビは“次期エース”と言われた『シューイチ』にレギュラー出演していた岩田絵里奈アナ(30)が今月末に退社。テレビ東京でも同局の“看板”だった大江麻理子アナ(47)が昨年6月に退社しており、独立ラッシュが止まらない状況ですね」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

そんななか、ここ1年で唯一、アナウンサーが一人も退社してないキー局はテレビ朝日だけとなった。直近だと、’23年9月末に退社した渡辺宜嗣アナ(71)になるが、

「渡辺アナは『スーパーJチャンネル』終了のタイミングで退社したのですが、そのときの年齢は68歳でした。フリーになって現役続行したいという思いで辞めたわけで、他局の退職者とは別物と考えていいでしょう」

なぜテレ朝のアナウンサーは辞めないのか? 元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏に話を聞いた。

「テレ朝は『テレビ朝日アスク』(以下、アスク)というアナウンサー養成学校を経営しているんですが、そこが今、アナウンサー志望の学生たちにかなり好評なんです。日テレやTBSのアナウンサーにもアスク出身者が合格していて、当然ながらテレ朝にもアスク出身者が多い」(鎮目氏、以下同)

アスクはテレ朝の現役のアナウンサーが講師を務めることもあり、

「つまり、テレビ朝日に入社したら学生時代からお世話になっていた講師が“会社の上司になる”ということ。これは信頼関係として強いから辞めない理由になっていると思いますよ」

テレ朝のアナウンス部にもある特徴があるという。

「各局の社風によって方針が違うのですが、テレ朝とNHK、日テレは新人アナに基礎をきちんと叩き込んでから番組に出演させるスタンスです。だから、そんなにすぐに番組には出られないから、若いうちに辞める人は少ないのかもしれません」

一方、フジテレビやTBS、テレ東はというと、

「どちらかというと、イチからガッチリ鍛え上げるというよりは、入社したらすぐにいろんな番組に出演させて、即戦力として扱う方針が強め。アナウンサーをタレントさんのように扱うイメージですね」

「この差が離職率にもつながっているのでは」と鎮目氏は分析する。

「テレ朝アナは“職人としてのアナウンサー”になってじっくり腰を据えて業務と向き合える一方、フジなどは新人にいつ仕事を奪われるかわからない不安を常に抱えている。この点も局を辞める、辞めないに大きく影響していると思います」

さらには、テレ朝のアナウンス部は局内で力を持っているとも。

「例えば、番組制作のプロデューサーが“〇〇アナを使いたい”とアナウンス部に相談しても、仕事が詰まっていたら“今ちょっと忙しいからダメです”と断ったりもするんです。これは他局では結構珍しいことで、アナウンサーたちの働きやすさにつながっているのではないでしょうか」

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