「天皇陛下と雅子さまも、イランや周辺国で傷ついている人々や、日本国民の生活への影響に憂慮されています。一刻も早い戦闘の終結へ向けて、日々真摯に祈りを捧げられているそうです」
こう宮内庁関係者が語るように、2月末からアメリカとイスラエルが始めたイランへの軍事攻撃は、まもなく1カ月になる。
なかでも、日本が輸入する原油の約9割が経由するホルムズ海峡をイラン側が事実上封鎖したことで、原油価格が高騰。日本国内でもガソリン価格が急騰中だ。
日本の国民生活にも影響を及ぼす戦争に発展している状況は、いつ終息するのか。両陛下は情報を集めながら注視されている。
「外務省からのご進講や説明のほかに、雅子さまは母校・ハーバード大学の同窓生や外務省職員時代のルートで、語学力を駆使して独自に欧米各国の状況について直接情報を集められているそうです。
それにしてもトランプ大統領の日に日に変わる発言や方針に、世界が振り回されています。ある宮内庁幹部が、“トランプ氏が在任中に両陛下の訪米はありえない”と話していたと聞きます」(前出・宮内庁関係者)
そんななか、ある女性皇族が静かに声を上げられていた。
■拡大する戦禍へ異例のご発言も
3月16日、高円宮妃久子さまが、日本外国特派員協会で記者会見に臨まれたのだ。皇室の方々が同協会で記者会見に臨まれたのは、1984年の三笠宮崇仁さま以来というだけではなく、異例のご発言もあったという。皇室担当記者はこう振り返る。
「久子さまは国際環境NGOのバードライフ・インターナショナルの名誉総裁を務められており、同団体を代表して『鳥と気候変動』をテーマとした記者会見に臨まれました。研究者らとともに質疑にも応じ、英語で『気候変動は現実に起きている問題で、国際協力が不可欠です』と述べられていました。
しかし私が驚いたのは、『ホルムズ海峡が封鎖され、石油が使えなくなると世界がパニックになっています』と、米国とイスラエルによるイラン攻撃についても言及されたことです。両陛下はじめ皇室の方々は、戦争や事件などに対しては慎重な姿勢で臨みます。
久子さまによる拡大する戦禍についてのご発言は、海外メディアの記者が集まる記者会見へのご出席以上に、じつに異例なのです」
長年皇室番組の制作に携わる放送作家・つげのり子さんは、久子さまが臨まれた記者会見について次のように語る。
「ホルムズ海峡の封鎖について言及された部分は、特定の国や誰かを批判するのではなく、気候変動問題の深刻さや国際社会が力を合わせることの大切さを訴える内容でした。会見でのご発言は、皇室が重んじる中立性やバランスが保たれていたと思います」
だがトランプ政権は、パリ協定といった国際的な環境規制の枠組みからの離脱など、気候変動問題への対処とは真逆の政策を進めている。前出の皇室担当記者は、久子さまのご発言から次のようなメッセージを受け取ったという。
「戦争は著しい環境破壊を引き起こします。軍事行動に伴う油田などの炎上、森林破壊や海洋汚染……久子さまのご発言は、米国への批判とも受け止められる側面があったと思います。
あらためて久子さまのご発言のあり方は、さまざまなスポーツを支援しながら、皇室の“スポークスマン”としてメディアでの発信も多かった高円宮さまをほうふつとさせました」
2002年11月、47歳の若さで突然薨去された高円宮憲仁さま。ご成婚前の両陛下が親しくなるきっかけを、高円宮さまと久子さまが作られたことが知られている。
「高円宮さまが薨去された直後、雅子さまが臨まれたお誕生日に際しての記者会見でのお言葉が印象に残っています。
陛下にとって“五つ年上のお兄さまのような存在”としつつ『結婚に至るまでの過程の中で、高円宮さまにはとても心を砕いてくださって』『本当にいつも温かく私たちを励まし、いろいろアドバイスしてくださってました』と述べられています。
雅子さまの高円宮ご夫妻へ対する深い信頼が率直に表れていたと思います」(前出・つげさん)
雅子さまにとっても、同じく民間から皇室に嫁がれ、海外経験の豊富な久子さまは、公私ともに頼りになさっている存在だ。
「英国のケンブリッジ大学大学院も修了されている久子さまとは共通の話題も多く、雅子さまは何かにつけさまざまな相談をなさっていました。まさに10歳年上の“姉”のように慕われてきたのです。
今回、久子さまが言及された気候変動問題に対しては、両陛下と久子さまは共通した問題意識をお持ちです。日本外国特派員協会の会見についても、事前にご相談なさっていたのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
■マクロン大統領の接遇の場でも……
そして日本時間の3月20日、高市早苗首相はワシントンD.C.で、トランプ氏との首脳会談に臨んだ。注目されていたホルムズ海峡への自衛隊派遣はいったん避けられたが、課題は残されたままだと外務省関係者は指摘する。
「メディアが入った箇所では、両首脳は親密なムードで、同盟関係の強さをアピールしていました。しかし会談の非公開部分で、あらためてトランプ氏は、日本も含めた各国がホルムズ海峡航行の安全確保に貢献するべきだという意向を示したと聞いています。
それに対して高市総理は“法的な範囲内でできることを行う”と述べるにとどまりました。ただ今後再び、トランプ政権が自衛隊派遣を含めた具体的な貢献を求めてこない保証はありません。
戦争の記憶を後世へ受け継ぐ旅を昨年行われた両陛下と愛子さまにとって、今日の危機へのご心痛はいかばかりか……。この事態に雅子さまは、女性皇族と力を合わせて臨まれようとしている。前出のつげさんはこう話す。
「戦後80年の昨年、愛子さまは大阪・関西万博のシンガポール館の夢をタッチパネルに書くコーナーで『世界平和』と綴られていました。上皇ご夫妻や常陸宮ご夫妻という戦争を知る世代、両陛下をはじめとする戦後世代……皆さまの思いを愛子さまは受け継ぎ、平和を希求するご活動を大切に捉えていらっしゃると感じています。
また昨年、紀子さまがお誕生日に際した文書回答で、分量を割いて戦後80年に関して言及されていました。両陛下の記憶継承の旅への共感の表れと思いました」
紀子さまは佳子さまと昨年8月に広島市などを訪問し、被爆者らとの懇談に臨まれている。
「こうしたご活動は紀子さま、佳子さまだけではありません。信子さま、彬子さまや瑶子さま、承子さま……ほかの女性皇族の方々も、さまざまな行事などで平和の尊さに言及し、発信されてきました。
雅子さまのご憂慮を、皆さまは共有し、できうる範囲で具体的な行動を始められるはずです。
まず3月末には、フランスのマクロン大統領が来日し、両陛下との会見や午餐も催される予定です。
生命を尊重し、争いではなく対話を重ねること……そして傷つく子供や社会的に立場の弱い人々を救うため。雅子さまの呼びかけで、女性皇族はより団結して、世界の危機に立ち向かわれる。
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