花粉の飛散がピークを迎えている。鼻アレルギーの全国疫学調査によれば、花粉症の有病率は’19年に42.5%にものぼっている。
ただでさえつらい症状に加え、厄介なのは、花粉症が原因で発症しうるアレルギーの存在だ。
「食べ物に含まれているタンパク質には、アレルギー反応を起こす花粉のタンパク質と、構造や形がよく似ているものがあります。花粉症を発症した人がそのタンパク質を含む食べ物を食べると、体が拒絶してアレルギー反応が出ることがあります。この症状を“花粉食物アレルギー症候群”=PFASと呼んでいます」
このように教えてくれたのは、花粉症治療のエキスパートで、日本医科大学名誉教授の大久保公裕先生だ。
「PFASは花粉症の人の約10人に1人の割合で発症するといわれていますが、花粉症歴や性別とはあまり関係がなく、子どもでも発症する可能性があります」(大久保先生、以下同)
PFASは、果物や野菜の中でも、“主に生のもの”が原因となる。
「加熱調理すると、PFASの原因となるタンパク質が分解されるためです。生のりんごで症状が出ても、加熱して作ったジャムやアップルパイであれば食べても問題ないというケースは多いです」
花粉症持ちで、かつリストにあるような症状が出た場合は、このPFASを疑ったほうがいい。
「PFASの原因となる野菜や果物のタンパク質は消化酵素に弱く胃や腸で分解されやすい性質があります。そのため、口の中やのどといった直接接触した場所だけにアレルギー反応が起こります」
このPFASの症状は通常は軽いとされている。しかし、まれではあるが、「食べ物を口に入れただけで顔が真っ赤になる」など症状が重く出るケースもあるという。
このPFASは、花粉の種類によって気をつけるべき食べ物が異なるのが特徴だ。
「スギ花粉の花粉症持ちで、生のトマトを食べたときに症状が出る場合は、『同じ表にあるメロンやすいかにも反応するかも』と考え、注意したほうがいいでしょう」
特に今の時季にチェックすべきは、ピークを迎えているヒノキ科のスギ・ヒノキに関連する食べ物だ。しかし、アレルギー反応は年間を通して起こす可能性がある。
「花粉が飛ばない時季にも体の中には抗体があります。一度自分が該当する食べ物を食べてアレルギー反応を起こしていれば、花粉が飛んでいない時季にも反応する可能性はあります。ただし、症状は、花粉飛散のピーク時期に重くなる傾向です」
症状を防ぐ基本対策は、該当する食べ物を食べないようにすることだと大久保先生は話す。ほかにも、花粉症を根本治療することで一緒にPFASを軽減できる。
「症状が疑わしいときは、まずアレルギー検査を受けて、食べ物や花粉についてアレルギー反応があるかどうかを確認してください。また、スギ花粉症であれば、舌下免疫療法などを受けることで、アレルギー反応は変わってきます」
さらに、生活習慣では次のことに気をつけたい。
「添加物や保存料などが入った食品を食べることが多いと、PFASなどのアレルギー疾患が発症しやすくなる可能性があります。また、アルコールは血管が拡張して炎症を強めるため、アレルギー症状がある人は気をつけましょう」
ただでさえつらいくしゃみや鼻水に、PFASの症状が加わるのは避けたい。防ぐためにも、根本治療も視野に入れて対策しよう。
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