石破茂前首相(69)が『内外タイムス』のインタビューに応じ、過去3回対峙した経験から、米国のトランプ大統領(79)について言及した。
4月1日に内外タイムスのYouTubeチャンネルで配信された「【内外タイムス 独占インタビュー】石破茂氏 前首相が語る憲法改正、イランへの自衛隊派遣、トランプ大統領とは?」と題された動画で、消費税減税のあり方や、ホルムズ海峡への自衛隊派遣について自身の考えを語った石破氏。
そして、3月19日の日米首脳会談前に撮影したと思われる本動画のなかで、訪米を目前にする高市早苗首相(65)への”トランプ氏についてのアドバイス”を聞かれた石破氏は、「トランプさんは私も3回ぐらいあって話したけどね」と切り出し、次のように話した。
トランプ氏との会話において最も避けるべきこととして「『あんたの言うことは間違いだよ』って言うとキレるからね」と明かし、「『あんたの言うこと間違ってるよ。教えてあげよう』なんて言ったらすぐキレるから、そんなこと言ってはいかん」と、正面から否定したり教え諭そうとしてはいけないと冷静に分析。
そのため、「いかにして『いや、おっしゃる通りでございます』って言って、持ち上げるんだけども、『でも、あなたが言うことはこういうことなんですよね?』っていう風に自分なりに解釈をして、トランプさんの顔を立てる。とにかく立てる」と、対応策を明かした。
また、ビジネスマン出身であるトランプ氏の行動原理は明確で、「あの人はすべて”損か得か”で判断する人だから、『旦那こっちの方が得でっせ』という話に持っていかないとキレますよ」と交渉術も明かし、「キレたら大変よ」と、交渉が決裂した場合、大変な事態を招きかねないとの危機感を示した。
トランプ氏といえば、昨年2月28日のホワイトハウスでの会談で、ウクライナのゼレンスキー大統領(48)に激昂したことは記憶に新しい。
「ゼレンスキー氏が、バンス副大統領(41)やトランプ氏に反論したため、トランプ氏は『あなたは我々に指図する立場にない』『あなたは数百万人の命と第3次世界大戦を賭けたギャンブルをしている』などと、記者団の前でゼレンスキー氏を一方的に批判。予定されていた協定署名や共同記者会見が中止となりました。
一方、石破氏がトランプ氏と初めて会ったのは、その直前に行われた’25年2月7日の日米首脳会談です。その際に、石破氏は動画で明かした分析と対策通り、トランプ氏を何度も持ち上げた結果、トランプ氏に『偉大な首相になるだろう、とても強い方だ。大変敬意を持っている』と言わせて、会談は成功に終わりました。
トランプ氏と向き合い続けないといけない日本外交にとって、これが唯一の正攻法なのかもしれないーー。

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