「初めての園遊会へのご出席となった一昨年、そして昨年。少しずつ緊張されたご表情から自然なほほ笑みが目を引くようになりました。

年を追うごとに愛子さまのご接遇ぶりが洗練されています。

いまもご多忙のなか、招待者一人ひとりの経歴や業績、エピソードを熱心に確認されていると伺っています」

宮内庁関係者がこう話すように、4月17日に今年の春の園遊会が開かれる。3度目となる皇室の毎春の恒例行事に臨まれる愛子さまの光る会話術に、いまから胸が躍るような心地になっている国民も少なくないだろう。

だが実は、開催に先立ってメディア側には、悩ましい事態が起きているという。

「園遊会では毎回、宮内記者会側が、著名な招待者の一部にマイクを付けてもらうようお願いしています。天皇皇后両陛下はじめ皇室の方々と、どういったやり取りをなさっているのかを記録し、報じるために行われています。

マイクを付ける対象者は、記者会や宮内庁が各所と調整しながら選ばれます。ただ今回の春の園遊会は、その候補となる方が多く、早くも関係者が頭を悩ませているのです」(皇室担当記者)

天皇陛下と雅子さまが主催される園遊会。毎年春と秋の2回、各界で実績をあげた人々が配偶者とともに2千人近く招待される。

今回の春の園遊会には、ノーベル化学賞を受賞した北川進・京都大学副学長、昨年文化勲章を受章した王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長、文化功労者となった声優の野沢雅子さん、デザイナーのコシノジュンコさん。演出家の野田秀樹さん、エジプト研究者の吉村作治さん……長年の輝かしい活躍が評価されてきた著名人が多数招待されているのだ。

なかでも今回、今年2月に開催されたミラノ・コルティナ冬季五輪のメダリストが招待されていることも注目を集めている。

「今回の春の園遊会では、直近の五輪・パラリンピックのメダリストが久しぶりに複数招かれることになりました。

ミラノ冬季五輪のスノーボードで金メダリストとなった戸塚優斗選手や木村葵来選手、村瀬心椛選手、深田茉莉選手などが招待されていますが、最も注目されているのは“りくりゅう”ペアでしょう」(前出・宮内庁関係者)

北京五輪でも銅メダルを獲得していた三浦璃来選手と、木原龍一選手。メダル圏内と目されつつもショートプログラムでは失敗、しかし完璧なまでのコンビネーションを披露したフリー演技での大逆転で輝いた金メダル――。

日本中がりくりゅうの逆転劇に魅了され、涙し、勇気づけられたことは記憶に新しい。

前出の皇室担当記者はこう話す。

「三浦選手と木原選手の日ごろの仲のよさや競技生活で培った絆の強さがクローズアップされるにつれ、人気が爆発しました。

天皇陛下と雅子さま、愛子さまも連日のミラノ・コルティナでのアスリートの活躍を応援されていたそうです。りくりゅうにも、日本中を勇気づけてくれた感謝を、国民に代わって伝えたいとお考えでしょう。

皇室でも、近年は愛子さまと佳子さまも“あいかこ”ペアとして、さまざまな行事に臨まれることが増え、そのご連携ぶりは両陛下も高く評価されていると聞いています。そしてお二方は、幼いころからフィギュアスケートに関心をお持ちです。三浦選手と木原選手とのご懇談で、どういった会話が繰り広げられるのか楽しみです」

■“あいかこ”ペアとのフィギュア談議が……

スケートは、内廷皇族が必ず経験される“必修科目”のようなスポーツだとされる。上皇ご夫妻、天皇陛下、秋篠宮さま、黒田清子さん、そしてご成婚後の雅子さまは、2度の五輪で元スピードスケート日本代表となった長久保初枝さんの指導を受けられてきたことが知られている。

幼い愛子さまも、同様に長久保さんのレッスンを受けているが、じつはフィギュアスケートへの憧れも語られていた。長久保さんは、『文藝春秋』2019年11月号に次のように明かしている。

《愛子さまはテレビでご覧になったフィギュアスケートに夢中で、指導を開始した頃は、しきりに「ジャンプを跳びたい」とおっしゃっていました》

愛子さまのフィギュアへの憧憬は、7歳年上の佳子さまの影響が大きいと、前出の宮内庁関係者は明かす。

「小学校時代の佳子さまは、フィギュアスケートに夢中で、日々練習に励まれていました。大会で優勝したご経験があるほどです。佳子さまのご活躍をご覧になっていた愛子さまは、都内のスケート場に雅子さまと通い、熱心に練習なさっていたのです」

長年皇室番組の制作に携わる放送作家・つげのり子さんは、愛子さまと佳子さま、りくりゅうとの懇談に、こう期待している。

「愛子さま、佳子さま共にペア競技のご経験はありませんが、1人での演技とは違った練習方法などに関して、具体的に質問なさるのではないでしょうか。ペアの奥深さを引き出されるようなご質問や会話を期待しています。

また園遊会での愛子さまと佳子さま、りくりゅうとのご懇談は、ペア競技への興味や関心を人々に広げ、次世代の選手を誕生させることにもつながる意義があるともいえるでしょう」

愛子さま、佳子さまとりくりゅう4人の“初共演”。新緑の美しき庭園で、ダンスのように繰り広げられるリズミカルな会話は、日本中を華やかな心地にさせることは間違いない。

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