6日、12年ぶりに行われた社民党の党首選は開票が行われ、決選投票の結果2,364票を獲得した福島みずほ党首(75)が、1,792票の大椿ゆうこ元参議院議員(52)を破り再選した。

同日に行われた新党首発表会見では、司会をしていた党事務局の男性が記者に「今日は新党首の福島氏の会見なので、党首への質問に限ってください」と質問を制したことで、大椿氏らが発言する機会は設けられず。

会見の途中で大椿氏は怒りを滲ませながら、荷物をまとめて途中退出し、会場がザワつく場面も。

「会見では東京新聞の記者・望月衣塑子氏から、大椿氏に挑戦者としてのコメントを求める場面がありましたが、事務局は許可しませんでした。望月氏も食い下がりましたが、事務局の男性と何度も口論に近い状態に。大椿氏は“もう少し候補者を平等に扱ったらどうですか”“ひどいと思う。平等に扱うべきだと思います”と不満を口にしていました。福島氏が“今日は私の党首の就任記者会見なので、私がお答えしたい”と言って場を収めようとしたものの、同席していたラサール石井副党首(70)も苦い顔をしていましたね……」(全国紙政治部記者)

ネットのライブ配信で会見を見たと思われるユーザーからは、ネットニュースのコメント欄やXであきれ果てた声が続出。《組織として崩壊してる》《まるでコント》といった反応が並んでしまった。

そんななか、大椿氏は同日夜に、同会見に参加していた望月氏のYoutubeチャンネル『望月いそことオッカ君チャンネル』に生出演。30分で打ち切られたという“異例の会見”の裏側を語り合った。

大椿氏は「(党首選に立候補した)3人で記者会見をして、握手してという画を(マスコミに)撮ってもらうために行った」と会見への認識を示しながらも、「数日前に、当選者だけで記者会見を行うと考えていると聞いて、マスコミに対して示す意味でもダメだ」と感じたという。そこで「関係者らと福島さんに働きかけたものの、福島さんの方が嫌だったみたいですね」と、今回大椿氏らに発言権がなかったのは、福島氏の意向だったと指摘した。

会見終了後にも、事務局の男性と押し問答になっていた望月氏は、「最初は司会の男性の考えかと思って彼を問い詰めていたら、党の関係者は“いや、これ(大椿氏らに発言させなかったこと)は福島氏の指示だ”と(言った)」と当時の内情を明かしており、大椿氏も「党首だから、福島さんのほうが権力がある」と述べていた。

さらに大椿氏は今回の騒動について、今年2月の衆院選での立候補者の擁立をめぐり、党内で意見が割れたゴタゴタが続いているとし、途中退出したことについては「失笑して、荷物をまとめて退出するという。いてもしょうがないですからね」と意図を説明。望月氏も「屈辱的ですよね」と大椿氏の心中を察していた。

この生配信を見ていたユーザーからは驚きの声が続出。2人からの“福島氏の指示で発言権が与えられなかった”という指摘には、動画のコメント欄やXに以下のような声が集まっていた。

《あの会見はなんなんだ 対話が大事なんじゃないのか…》
《もう社民党は社民党じゃない。福島みずほ党。》
《社民党の独裁ぶりが顕になったいい会見だったと思います。》
《社民党は党首以外の言論言わせないとわかりました大椿さんの言葉も聞きたかった。》
《自分が党首だからってあまりにも独裁すぎるなぁ。》

7日には大椿氏は自身のXを更新。会見の様子を取り上げた朝日新聞の記事に、多くのコメントが寄せられているという投稿を引用しながら、《党首選においては、私と同じ一候補者であった福島党首が、選挙実施本部の粘り強い働きかけにも応じず、当選者単独での記者会見に拘り続けた結果、私たちには発言の機会を与えない記者会見となりました。

》と生配信で発言した内容を改めて投稿。

さらに“なぜ福島さんが、他の候補者と相談もなく、事前に会見のやり方を決められるのかと疑問に思う。公平公正にやって欲しいし、改善して欲しい”などと党に対して苦言を呈していた。

新党首とともに立て直しが急務だったはずの社民党。いまだ崩壊が止まらないーー。

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