タレントで元光GENJIの諸星和己(46)が10日、関西テレビ『胸いっぱいサミット!(12:00~13:00)』に生出演。先月28日に覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されたASKA容疑者(58)について自身の思いを語った。
1988年にレコード大賞を受賞した「パラダイス銀河」をはじめ、「ガラスの十代」など光GENJIの代名詞とも呼べる楽曲を作詞・作曲したのがASKAだった。そんな恩師の逮捕劇に歯に衣着せぬ発言をする諸星が何を語るのか、番組冒頭から他出演者からも注目が集まったが、彼の発言にいつものアグレッシブさは無かった。
「ASKAさんは僕らに音楽を教えてくれた大先生。楽曲の歌い方まで全部指導してくれた」とデビュー当時を振り返りながら、「今回のニュースを聞いて、開いた口が開いたままで何も言う事がない」とショックを隠しきれない様子だった。
番組内では先日22年ぶりに元メンバーの大沢樹生とディナーショーで共演を果たしたことや今後の光GENJIとしての活動予定なども話題に上がり、「大沢はいい奴だけど顔が嫌い」「ASKAさんのニュースをAKASAKA(赤坂晃)と間違えた」などと時折諸星節を見せるものの、ASKAの話題に戻ると「僕らにとっては楽曲を頂いた先生。待ってるだけです」と自身の思いを多くは語らなかった。
ただコーナーの終盤、番組出演者の本村健太郎弁護士(49)などがASKA容疑者の罪に対する推定懲役期間や今後の薬物依存から脱却する方法について議論を進めている最中、諸星が話に割って入り「音楽ってどんな博士や化学者がつくった薬よりも自分を戻してくれるものだと思っている。やっぱりASKAさんにはもう一度人に幸せを与えるいい曲を作ってほしい」と感情的に話す一幕があった。
番組内で「ASKA容疑者」という言葉が飛び交う中、最後まで「ASKAさん」と呼び続けた同氏の言葉に、長年の感謝と信頼、復帰への切なる願いが強く感じられた。

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