9月に初東京ドーム公演を行うことが決定した西野カナ(27)。女性ソロ歌手の東京ドーム公演は10人目、平成生まれとしては初の快挙だ。
幼いころから歌うことが大好きだったという西野。高校時代には歌手になるべくオーディションを受けていたというが、結果は連戦連敗。そんななか西野の母は、娘に三重県松坂市内の民謡教室を紹介したという。
高2から1年間、西野に民謡を教えてきた竹田謡風女さん(49)は当時をこう振り返る。
「もともと私は、お母さんの美容室で髪を切ってもらっていたんです。行くとお母さんは『高い音を綺麗に出すためにはどうすればいいんでしょう?』などと、熱心に聞いてきてね。カナちゃんを何とかプロデビューさせてあげたいという思いが伝わってきました」
そうしたやり取りを続けていくうちに、竹田さんのもとで発声を基礎からやり直すことに。だが西野の才能の片鱗は、当時から芽が出始めていたようだ。
「教え始めてすぐ『この子は違う!』と感じました。普通は私がお手本を示しても、いきなり真似できないもの。でも彼女は一度言っただけで、すぐできてしまうんです。あまりにも覚えるのが早くて、1時間のレッスンでやることがなくなってしまうくらいでした。
そんな週2~3回の猛特訓を続けることで、西野の才能はついに開花。05年に角川映画とソニー・ミュージックが共催した『スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス』でその素質を見出され、歌手デビューへの扉が開けた。
「合格後、カナちゃんは作詞も始めるようになりました。主催者からお願いされたらしく、ある日、私に『先生の恋愛話聞かせて』と言い出すんです。当時の彼女は作詞できるほどの恋愛経験がなかったんでしょうね。私の話が役に立ったかはわかりませんけど(笑)。以来、彼女は思いついたことを書き留められるよう、ノートを持ち歩くようになりました」
翌06年に所属事務所と契約。その後も彼女は大学進学準備のため名古屋へ向かう直前まで、竹田さんのもとでレッスンを続けたという。
「最後のレッスンを終えた後、どんな言葉をかけたかはあまり覚えていないんです。
それから9年、西野は東京ドーム公演を行う歌姫へと成長を遂げたのだ――。

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