みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。おしゃれテクニックのひとつにトップスの裾をボトムスに入れ込んでスタイルアップを狙う「ウエストイン(シャツインまたはトップスイン)」という手法があります。
雑誌をはじめとする数多くのファッションメディアでも、このウエストインスタイルをしているモデル・インフルエンサーを目にしますが、これって元々スタイルの良い人がやってこそ映える着こなしなんですよね……。

そこで今回は、ウエストインスタイルで事故ってしまっている人の特徴、スタイルに自信がなくてもかっこよく見せるポイントと、ウエストインをせずにできるおしゃれな着こなし方法についてご紹介します。

ウエストインが残念に見える人はコレ!

トップス“イン”で「残念に見えてる人」と「お腹ぽっこりでも素...の画像はこちら >>
ウエストインしているスタイルが残念に見えやすいのは、横から見た時に下腹部が出ている人と、腰が張っている人。下腹部が出ている方は、横から見た時に下腹部に丸みのあるシルエットが出てしまいます。腰が張っている方は、腰周辺の生地がピンと突っ張って横ジワが出てしまうので、窮屈そうに見えることから太っているような印象を与えやすいです。

ウエストインに向かないボトムスに注意

また着こなしの上で気をつけたほうが良いのは、ボトムスの選び方。ウエストインに向かないパンツは、テーパードパンツやスキニーパンツ。スカートではウエストゴムのギャザースカート、ストレッチ素材のタイトスカートです。

これらはウエスト周辺の肉感を拾いやすく、体型カバーどころか太って見えるので要注意ですね。

太見え回避するウエストインのコツは

薄手のセーターをウエストインする際、ボトムスは立体的かつ直線的なシルエットを持つラップスカートがおすすめ。巻きスカートのシルエットは視覚効果で下半身をシャープに見せ、下腹部のぽっこりをさりげなくカバーアップすることができます。

トップス“イン”で「残念に見えてる人」と「お腹ぽっこりでも素敵な人」の違い。太見え回避のコツは簡単
太見え回避するウエストインコーデ
厚手のニットはオールインするとどうしても着膨れを起こすので、前部分だけインをするのがおすすめ。パンツはタックワイドパンツかフレアパンツで裾にボリュームがくるデザインをチョイス。この時、ニットは落ち感のあるシルエットだと上半身の肉厚っぽさが目立たず上手にウエストインスタイルを楽しめます。

ボトムスはいずれも締め色として、黒やネイビーなどの暗い色を選びましょう。


ぽっこりお腹でもOK! ウエストイン以外のコーデ

無理にウエストインをしても、いざ出かけた時にお腹まわりが気になってしょうがない! なんてこともありますよね。そんなときはウエストイン以外のコーデを楽しんだって良いんです。

選ぶボトムは裾にボリュームが出るフレアスカート、フレアパンツ、ワイドパンツのどれかを。ウエストはミドルライズより、ハイウエストのほうがたとえ下腹部が出ていようともスッキリ感のある着こなしが実現できます。

トップスは着丈がやや短く、身幅がゆったりしているデザインがボトムスとの相性も良くスタイルアップに繋がりますのでぜひこちらの着こなしも試してみてくださいね!

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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