現在、桜田ひよりさんとW主演を務める映画『大きな玉ねぎの下で』が公開中です。
ロックバンド「爆風スランプ」の同名曲をヒントに、手紙やノートのやりとりを通した、現在と30年前の物語が描かれていきます。

悩みや意地を張っている部分も、共感しやすかった
――今回演じた丈流にはどんな印象を持ちましたか?神尾楓珠さん(以下、神尾):すごく等身大の青年だと思いました。就活生の悩みや親との関係性でこじれている部分があったりして。ごく普通の大学生だなと。
僕自身は就職活動を経験したわけではありませんけれど、気持ちとしては寄せやすい部分が結構ありましたね。
進路に関しての割とトガって映る発言も、自分を守るためというか、意地を張っているようなところがあるので、共感できる人は結構いるんじゃないかと感じました。
――桜田さんの演じた看護学校生の村越美優への印象は?

丈流からしたら、美優は眩しすぎて見られない感じがあったのかなと。彼女のまっすぐさや、上に向かって一生懸命頑張っている姿。そんなところがまぶしいからこそ、負けを認めたくない気持ちだったのかなと。
元日は仲良しの伊藤あさひと兵頭功海と一緒に

神尾:はい。
――そうなんですか!?
神尾:僕と功海で一緒に年越しして。あさひはその前に用事があったので、年越ししてからの合流だったんですけど、そのあと3人で一緒に神社に行きました。
昼からは僕は実家に帰りましたけど、「年明けたね。今年もよろしくね」って。3人で過ごしました。
――ご実家ではどんな風に過ごされたんですか。
神尾:神社にお参りに行って、おみくじを引いたんですけど、初めて「凶」が出ました。
――なんと。でも「凶」は逆にいいとも聞きますね。
神尾:転換してるのか分からないですけど、そう聞いたりもしますね。
外国車シボレー、カマロの白か黒が憧れ

神尾:交通安全のお守りを買ってます。それを車のハンドル手元のワイパーのところにかけるようにしてますね。実際に車に乗って運転する機会はあまりないんですけど、車を見たりするのは好きです。
――単純に憧れるのはどんな車ですか?
神尾:カマロです。シボレーっていう外国車なんですが、めっちゃかっこいい。その白か黒が僕は好きですね。
――街中で走っているのを見たことはありますか?
神尾:いや、街中ではないと思います。でも試乗したことはありますよ。すごく好きなので。左ハンドルですし、実際に買うことはないですけどね。
今年こそはゴルフをやりたいが、ネックが

神尾:今年こそちゃんとゴルフをやりたいです。
対等に戦えなくなって一緒に楽しめなくなってしまうので、いい加減今年はやらないとヤバいなと思ってます。
――ゴルフというと朝が早いですよね。
神尾:そうなんですよ。僕、朝が弱いので、それがネックなんですけど(苦笑)。今年はゴルフをやるのが目標です。
神尾楓珠のお気に入りシーンは?

神尾:丈流と美優が、ちょっと酔っぱらって楽しそうにデートしているところがいいシーンだなと思います。
あと、自分が出ていないところだと、平成パートで親友同士を演じてる(藤原)大祐と(窪塚)愛流の関係性が、見ていてすごく面白いなと思いました。

『大きな玉ねぎの下で』は全国公開中
<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/奥山信次(barrel) スタイリスト/寒河江 健(Ken Sagae)>
【望月ふみ】
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi