今回は、大根の健康効果から選び方、腸活に効果的な食べ方まで詳しく解説します。毎日食べたいくらいどハマりする、おすすめレシピもご紹介しますよ! 研究結果を基にお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大根には腸を整える2つの効果がある!
大根には申し訳ないのですが……正直に言うと、大根に含まれているビタミンやミネラルの量は多くありません。ですが、大根が素晴らしいのは「消化酵素」が豊富なところ! これが腸活において重要な役割を果たすのです。大根の腸活効果は、大きく分けて2つあります。
1. 胃腸の消化を助ける効果
2. 腸内環境が荒れるのを防ぐ効果

そこで重要なのが、今回の主役である大根。消化酵素が多いため、食べ物を消化する力を助けてくれます。
大根の消化酵素が腸内環境を改善
消化する力が弱いと、腸内環境が荒れやすくなるとお伝えしました。その上で特に大切なのが、タンパク質の消化です。タンパク質とは、お肉や魚、卵などいわゆる主菜から摂取できる栄養素のこと。最近は、タンパク質が大切という情報も普及しており、意識して摂取されている方も多いかもしれません。
そんな時、食卓に大根料理を加えることで、タンパク質の消化を助けてくれるのです。クセが少なく食べやすい上に、腸を守ってくれるなんて……。もはや大根を食べない理由がありません! ここからは、そんな大根を大量消費できる、おすすめレシピをご紹介しますね!
<レシピ>やみつき大根塩こんサラダ
<材料>大根…200g(葉っぱに近い方を使用)
かつお節…3g(1袋)
塩昆布…10g(大さじ2)
☆|ポン酢しょうゆ…大さじ1
☆|砂糖、白ごま…各小さじ1
ごま油…大さじ1 (オリーブオイルでもOK)
<作り方>
① 大根は皮をむいて、細切りして水にさらし、よく水気をきる。(水にさらすのは省略可能)

最後に温めたごま油をかけることで、一気に香りが引き立ちます! また、作り置きをしたい場合は、最初に大根に塩をかけて水分を絞りましょう。保存する場合、冷蔵庫で4~5日は保存可能です。
腸活効果を最大限引き出す“2つの食べ方”
大根の効果をお伝えしましたが、冒頭でもお伝えした通り、腸内環境を整えるには食べ方が重要です。以下2つのポイントを意識してみましょう。① 生食する
大根の消化酵素は熱に弱いため、生で食べるのが最も効果的です。サラダや大根おろしとして活用しましょう。

大根をすりおろすことで細胞壁が破壊され、より多くの消化酵素を摂取できます。特に、お肉や魚などタンパク質が多い食材と一緒に食べると効果的です。
定期的に大根を取り入れて、腸活効果をアップしよう!
ちなみに、大根の葉っぱは栄養価がすごく高いです。ですので大根を購入する時は、葉付きの大根がおすすめですよ。大根の実からは消化酵素を摂取し、葉っぱからはビタミンなどを摂取できる、まさに一石二鳥です!旬の冬は、特に甘みが強く、価格も手頃になります。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ普段の食事に大根を取り入れてみてくださいね!
出典(※1)M Morihara「Assessment of gastric acidity of Japanese subjects over the last 15 years」(2001)
(※2)Shujian Wu「Effect of Dietary Protein and Processing on Gut Microbiota-A Systematic Review」(2022)
<文・料理写真/腸活の研究家ざっきー>
【腸活の研究家ざっきー】
腸活の研究家。「健康と体作りを後回しにしない」をモットーに、フォロワー11万人のInstagramでは、論文を元にした腸活情報や腸が整うレシピを発信中。Instagram:@zakii312、Twitter:@chokatu_zakii