キャンメイクの“1500円クッションファンデ”が超優秀。ケースは正直微妙だけど「買って損なし」と断言できるワケ

　今やベースメイクの定番的存在となったクッションファンデーション。たくさんのブランドから登場しているので、てっきりキャンメイクにもあると思っていましたが、実はキャンメイクのクッションファンデは、この2月に初登場したばかり。

　お値段は税込1,650円と、さすがプチプラブランド。今までなかったのが意外ですが、満を持して登場したからこそ、その仕上がりは気になるところです。早速、大人世代の肌にもマッチするのか検証してみました。

“薄膜×ツヤ×崩れにくさ”が売りのクッションファンデ

　ピンクのパッケージで可愛い印象の「キャンメイク フィットグロウクッション」が追求したのは、“薄膜×ツヤ×崩れにくさ”。

　塗っていないかと思うほど、薄膜でムラなく肌にフィットし、加えてヨレにくく、水、汗、皮脂に強く崩れにくいという、嬉しい特性を持っています。

　また、6種のヒアルロン酸、セラミドNP、ナイアシンアミド、レチノール、ツボクサエキス、マカデミア種子油など美容成分もたっぷり配合。メイクしながらスキンケアも叶えてくれます。

　カラーは、明るいベージュの01と自然なベージュの02の2色展開です。

パッケージは「かなりキュート」、パフは申し分なし

　まずは、パッケージとパフを観察してみましょう。

　キュートなリボンをあしらったピンクのパッケージが目を引きます。若い世代ならパケ買いしたくなる可愛らしさなのかも。

　手のひらに収まるサイズ感で、セットされているパフも申し分なし。程よい厚みもありますし、形も小鼻の周りなどの細かい部分にも塗りやすい“しずく型”になっています。

　続いては、中身。

　一般的なスポンジタイプのクッションファンデーションです。内蓋の裏に取りすぎたファンデーションを落とすことができる凹凸が備わっているので、量の調節も可能。

　クッションファンデーション初心者にも使いやすいと思います。

肝心の使い心地、カバー力はいかに

　まずは、腕の内側に塗って試してみました。

　たしかにフィット感が抜群です。手に塗布した後、パフで軽くトントンしただけで、肌と一体化。どこに塗ったかわからないくらい自然な仕上がりです。

　続いて、顔で試してみます。

　みずみずしくて、水分をまとうような感じです。ほどよいツヤ感もあり、肌を綺麗に見せてくれます。密着感もあり、簡単にフラットな肌に仕上げることができました。

　カバー力はバッチリ！ とまではいきませんが、色ムラはカバーしてくれます。頑固なシミなどは少し気になりますが、そこはコンシーラーでカバーすれば良いかなと。

　また、筆者は乾燥肌ですが、頬には自然なツヤができ、その後メイクしたまま1日過ごしてもカサつきや崩れも気になりませんでした。

　とにかく軽い付け心地で厚塗り感などもなし！ 本当に自然に仕上げてくれます。しかも、トーンアップもしてくれるので、肌も明るい印象に。

　つけ心地がみずみずしいし、ファンデーションで覆われているような閉塞感もありません。ツボクサエキスなども配合されているので、メイクしながら肌荒れ予防にも効果を発揮してくれそうです。

大人肌には使える？ 検証してみた正直感想

　個人的には、カバー力が若干心もとないのと、パッケージが大人世代にはちょい可愛すぎる点が少し気になりました。人前でポーチから出す時に少し勇気がいるかなと。

　ただ、とにかくつけ心地が軽いので、カバー力よりも、軽さを求める人にはぴったりだと思います。

　しかも、薄膜で崩れにくく、ムラなく肌にフィットして明るい印象に仕上げてくれるのは、くすみが気になる大人肌には嬉しいですね。

　そして、なんと言っても税込1,650円！ クッションファンデーションでこの価格、物価高騰の最近ではあり得ません。ゆえに、買って損はないと思います。

＜写真・文／佐治真澄＞

【佐治真澄】
美容ライター／化粧品会社のPR経験をもとにライターとして活動を開始。現在はWEBを中心に多くの媒体で美容記事を執筆。スキンケア、メイク、ボディ、ヘアケアなど幅広いジャンルに精通。