そんな藤本さんは先日2月23日、自身が2月26日に40歳の誕生日を迎えることを記念してバースデー記念ライブを開催。アンコールでは庄司さんがステージ上に登場し、話題となりました。
庄司、テカテカボディと赤ブリーフ姿で「ミキティー!」
2月23日に都内で行われたのは「藤本美貴 40th BIRTHDAY LIVE~W成人式~」。2007年にモーニング娘。を脱退してから17年も経ち、3児のママでもある藤本さんの貴重なアイドル姿に多くのファンが歓喜の声をあげていました。そんなライブのアンコールに登場したのは、白いタンクトップ姿に真っ赤なブリーフといういで立ちの庄司さん。オイルを塗りたくったムキムキのボディで長髪を振りかざしながら藤本さんを応援し、「ミキティー!」と持ち前の“嫁ギャグ”を絶叫するなど、ライブを大いに盛り上げていました。
この様子がネットニュースになると、Xでは「理想の夫婦すぎる」、「大好きな推しアイドルの旦那がこんな姿で出てきても許してるファンがすごい」といったコメントが溢れていました。
庄司さんが藤本さんのライブに乱入するのは今回が初めてではありません。これまでにも何度も庄司さんはライブに登場し、ファンから大歓声を浴びてきました。すでに藤本さんファンの間では「ミキティライブは庄司が出てくるところまでがセット」、「庄司待ちしてる自分がいる」という人も。
ファンから見て庄司は「同じ推しがいる同志」
一般的にはアイドルに恋愛はご法度とされていることが多い現状。もちろんすでにおしどり夫婦として定着している二人ではありますが、今回はテレビのバラエティ番組ではなく、藤本さんのことをアイドルとして好きで藤本さんのパフォーマンスを生で見たいファンがお金を払って見に行っているライブです。しっかりとアイドル然としている藤本さんがいくらお笑い芸人で有名人だとしても、恋愛結婚して結ばれた夫がライブに登場するというのは異例のことでしょう。
庄司さんが藤本さんファンから受け入れられているのはさまざまな理由があると考えられるでしょう。
そもそも二人の馴れ初めは庄司さんが藤本さんのファンだったということから始まります。今なお庄司さんは藤本さんを妻としてはもちろん、アイドルとしても激推ししていることから、藤本ファンからすると庄司さんは「同じ推しがいる同志」と見なされている部分が強いのです。
庄司と熱愛発覚によりモー娘。脱退したことを謝罪
また二人の結婚の経緯も影響しているかもしれません。そもそも藤本さんはモーニング娘。のリーダーに就任してから1ヶ月も経たずに突如として自らの申し出により脱退しています。それは庄司さんとの熱愛が週刊誌に報じられたから。順風満帆な卒業ではなく、「恋愛スキャンダルによってモーニング娘。を脱退した」という経緯があります。ファンからすると「大好きなアイドルミキティ」が中途半端な終わり方で終わってしまったと言っても過言ではありません。
そのことを庄司さんは今なお心にとどめていて、今回のバースデー記念ライブでも庄司さんが「ファンの皆さん、その節はどうもすみませんでした」、「武道館で卒業ライブをやらせてください! すべては僕の責任なんです」と藤本さんファンに向かって謝罪する場面がありました。
あくまで「ミキティの旦那」ではなく、「ミキティファン」ポジションを貫き、ペンライトを持ってオタ芸をしたり自分や家庭の話に持っていくのではなくミキティの卒業ライブを「見たいです!」とファンの気持ちを代弁したり。アイドルとしての藤本さんを応援してくれているファンを今でも大事にしていることが、ファンたちにも伝わっているのではないでしょうか。
「推しのことが大好きな筆頭ファン」という絶妙ポジション
また今では藤本さんが幸せな家庭を築き、夫婦円満であることから「自分の推しをこんなに幸せにしてくれた男を嫌うファンはいない」という意見もあります。藤本さんファンからすると庄司さんは「推しを取った旦那」ではなく、「推しを幸せにしてくれた筆頭ファン」、「同じ女性を好きになった同志」という仲間意識さえ抱いてしまうのではないでしょうか。
熱愛報道によってモーニング娘。を急遽脱退することになった藤本さん。しかし庄司さんと出会ってから付き合うまでは「本当に私のことが本当に好きなのか?」と確認しながら長い時間をかけて慎重に関係を進めたり、入籍した後に妊娠の順序は貫いたりしてきました。
藤本さんは庄司さんに「出会った頃のように私のことを大好きな気持ちがなくなったら別れるから」と宣言していることが夫婦仲を保つコツだと話すなど、今なお夫婦関係が“推し”と“筆頭ファン”であることがうかがえる二人。
ミキティファンが庄司さんのことを好意的に捉え続けられるのは、今の二人の関係性そのものも推せるからではないでしょうか。
<文/エタノール純子>
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中