なんとなく元気が出ない、ヤル気が起きない。そのサイン、あなたの心身が出しているイエローカードかも。


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「しんどい」のサインを見逃さないで

「生きるのがしんどいので『メンタルにいいこと』やってみた!」(世界文化社)は、まるごと自分救済の本。著者のなおにゃんさんは、会社員時代にうつと適応障害を発症しました。その経験を活かし、メンタルについての発信を開始、絶大な共感を得ています。

SNSの目まぐるしい普及によって、人間関係は複雑の極致。HSP(Highly Sensitive Personハイリー・センシティブ・パーソン)、いわゆる繊細さんが増えるのも当然のことなのです。

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心の状態をチェックしてみよう

本書の監修を担当したのは、メンタルトレーナーの下薗壮太先生。下薗先生によると、心の状態には3段階のレベルがあるといいます。

・第一段階(通常ゾーン)……元気な状態
・第二段階(プチうつゾーン)……イライラしやすく心も傷つきやすい状態
・第三段階(うつゾーン)……過剰な不安に襲われたり消えてしまいたいと感じてしまう心の状態

本書が着目しているのは、この第二段階。ここから浮上するリセット方法を、本書から具体的に紹介していきますね。

てっとり早く「寝る」

いろいろ悩んだけれど、一晩ぐっすり眠ったらどうでもよくなっていた。こんな経験ありませんか。人というのは、疲れているとろくな考えが浮かばないのです。本書でも「何よりも睡眠を優先すべき」と説いています。

とはいえ1日中「寝る」というのは抵抗感があるもの。では「おうち入院」ならいかがでしょうか。
「サボる」のではなく「入院」です。心が弱りかけていると悟ったら、迷わず入院宣言!思いきり休みましょう。

太陽の恵みを享受しよう

曇りや雨の気候ばかりだと気分が塞ぎますよね。実際、太陽の光をあびると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。外に出る心の余裕がないという場合、本書が薦めるのが「ベランダ日光浴」です。ベランダなら誰も見ていませんし、すっぴんだってOK。

折りたたみイスやハーブティーを用意して、目をとじればあら不思議、即席に南国へトリップできてしまいます。普段は意識しない風のそよぎや、葉擦れの音など、季節の流れを肌で感じて、ザ・マインドフルネス。地球との一体感も味わえるかも。

入浴で非日常を演出してみる

家にいながら解放感を味わえるといえば、お風呂ですよね。メンタルが落ちている時、お風呂は苦行に思えるかもしれません。しかし、その苦行を極楽に変えてしまうのが、特別な入浴剤なのです。

本書に登場するLUSHの「インターギャラクティック」は、私もポチしたくなりました。だって「お湯の中にキラキラのラメが溶け込んで星みたい…」なバスタイムが堪能できるのですよ。
入浴剤なので肌にもよく、身体もあたたまります。

たとえば、お風呂に入るのではなく「宇宙に行く」だの「×××温泉につかる」だの「大女優になってバラまみれになる」だの、変換していくのはどうでしょう。ルーティンのバスタイムを非日常空間にしてしまうのです。

ゆっくりと体をほぐしたら、あとはベッドへ直行、ひたすら寝る。これで明日の朝には、エネルギーチャージが完了しているはず。

あなたは今日も頑張っている

「メンタルは強くしたいと思うほど弱くなってしまうものなのです」メンタルトレーナー、下薗先生の言葉です。私達は今日もぎりぎり状態で頑張っています。でもその頑張りは、自分のためでしょうか。仕事のため、家族のためだとしたら、小休止してください。そして自分のために時間を使いましょう。

ほんの少しのリセットが、明日のあなたを輝かせるのです。

<文/森美樹>

【森美樹】
小説家、タロット占い師。
第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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