生後1週間ほどのか弱かった子猫が、こんなにも大きくなってくれた……。
そんな嬉しさを噛みしめるのは、きゅーちゃんの飼い主であるcute20200424さん(@cute20200424)。
「きゅーちゃんは大人しく、控えめな性格。背中がツヤツヤで、お腹はふわふわの三毛模様です」
交通量の多い道路で姪が子猫を保護

自転車に子どもを乗せて走っていたAさんは、駅に向かう交通量の多い道で子猫を発見。車に轢かれたのかと思い、拾い上げました。
幸い子猫は無傷。ただ、片手に乗るほど小さく、目は開いておらず。ひとりで不安だったのか、「きゅーきゅー」と鳴いていました。
Aさんは子どもが猫アレルギーであったものの、見過ごすことができず、飼い主さんに相談。事情を知った飼い主さんは、ひとまず子猫を引き取ることにしました。
弱々しかった子猫が7kg超えのビッグにゃんこに!

「保護から数日後には猫風邪。目に膿が溜まってきたので薬を処方してもらったら、1週間ほどで治りました」
夢中でお世話をしているうちに、子猫は自然な流れで正式な家族に。名前は、きゅーちゃんに決定。
きゅーちゃんは生後1ヶ月頃から手足が大きく、フォロワーさんからは「ビッグになるかも」と言われたこともあったそう。その予言は的中し、現在は7kg超えの豊満ボディ。

「体は大きいけれど、中身は今でも赤ちゃん。へそ天で構ってアピールをしたり、膝に乗って甘えたりします」
ビッグにゃんこ、意外な一面も

「もともとは誰にでも懐いて怖いものなしでしたが、背の高い叔父が家に来た時、初めて怖がって隠れました。以来、インターフォンが鳴ると体勢を低くして2階へ。お尻をフリフリしながら登って行く姿がかわいいです」
4匹の同居猫たちと平和な日々を楽しむ

だからこそ、受け身なきゅーちゃんが自ら膝に乗って甘えてくれると飼い主さんは嬉しくなり、より甘やかしたくなってしまうのだとか。
「おかわりが欲しくて定位置で控えめに座って待っている時もあります。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291