こんにちは。ビューティーフードアドバイザーの高木沙織です。


 一皿100円! という手ごろな価格でも楽しめるようになった“回転寿司”。価格だけではなく、メニューのレパートリーも豊富で、「何を食べようか」と迷ってしまいますよね。

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 また、なかには、「魚だからヘルシーでしょ?」と寿司=ギルトフリー(罪悪感を感じない)な食べ物だと思われがちであることから、パクパクもりもり、手あたり次第食べてしまう方もいるようですが、ちょっとした選び方のコツを覚えておくと美容・健康面でも嬉しい効果に期待できるのです。(初公開日は2019年3月2日 記事は取材時の状況)

低カロリーなネタは……?

 美味しいものであっても、カロリーが気になるのが女心。ここでは、『かっぱ寿司』のメニューから、2貫当たりのカロリーを例に見ていきましょう。

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“まぐろ”なら一番カロリーが低い「赤身」
 まずは、みんな大好き「まぐろ」のカロリーから。「赤身」は二貫で75kcalです。

 赤身と脂が合わさった「中とろ」は106kcal。そして、希少部位である「大トロ」はたった二貫で130kcalにもなります。まぐろを食べる場合は、カロリーが低くてお財布にも優しく赤身を選ぶようにしましょう。

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シンプルがいちばん「サーモン」
 続いては、「サーモン」。二貫当たり81kcalなのに対して、炙りチーズとマヨネーズがトッピングされた「サーモンチーズマヨ 直火炙り」は146kcalと大幅に変わってきます。人気のまぐろもサーモンも、カロリーが気になる方は脂の少ない部位でかつトッピングがないものを選ぶとよいでしょう。


また、一般的に砂糖や出汁を使用して作られる「玉子」は119kcal、脂たっぷりの「霜降り寒ぶり」は107kcal、「とろ〆さば」は126kcalとカロリーが高めです。

 反対に、淡白な「ゆず塩あかいか」は66kcal、「鮮極(せんごく)生えび」は68kcal。
 貝類では、「赤貝」61kcal、「ほっき貝」59kcal、「つぶ貝」68kcalとヘルシーです。

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低カロリーなら断然「赤貝」

 女性の場合、大体4~7皿ほど食べますよね。低カロリーなネタ(61kcal計算)でも、244~427kcalほどになるでしょう。「ローソン」の人気おにぎり「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」は1個242kcalですので、おにぎりで言うと1~2個ほど食べたというざっくりとした目安にしてみてください。

美肌を目指すなら……?

 続いては、美肌を目指す方にオススメのネタ。それは、血液サラサラ効果によって全身のめぐりがよくなり、美肌作りにも期待が大きいオメガ3を含む“さば”。オメガ3は加熱OKではありますが、非加熱で摂った方がその効果に期待ができるので寿司は持ってこいです。

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血液サラサラ「さば」
 “サーモン”に含まれるアスタキサンチン酸は、老化の原因となる活性酸素の除去に役立つ栄養なのですが、なんでもビタミンEの1,000倍近くの抗酸化力を持つとのことでも知られています。メラニンの生成を抑える働きにも期待されているので、美白肌を目指す方にオススメです

風邪に負けない体を作るには……?

 この冬も大流行している風邪やインフルエンザに負けない体を作るには、粘膜の健康を維持して、ウイルスの侵入を予防するビタミンAを含むしらすやうなぎ、あなごなどのネタを選んで

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ビタミンAで風邪予防「あなご」
 疲労も免疫力を下げるので、タウリンを含むいかやたこ、えびも取り入れてみてください。


 回転寿司もネタの選び方次第で美容・健康の味方になってくれるでしょう。ネタ選びに迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。

 ただし、栄養の摂取はバランスよくが鉄則です。偏りすぎないように気を付けてくださいね。

<文/高木沙織>

【高木沙織】
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi
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